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にしみやうしろ

Author:にしみやうしろ
小田急沿線で生まれ、金沢で北陸鉄道にはまり、愛知では名鉄に臨海鉄道さらに森林鉄道、今ではすっかり私鉄・貨物ファンに・・・。
鉄道に由来していろんなものに興味を持つようになってしまいました。

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高山本線高山駅の貨物側線・専用線群~その1~
専用線ではあるのですが国鉄側線の一部のようで違いがよくわからないところです。

高山市は飛騨地方の政治、経済、文化の中心で小京都として知られる街並みは現在も観光客を集めているので説明するまでもありません。
明治時代以前の木材生産はヒノキ林が育つ阿多野(高根村・・・現在は高山市に合併)、小坂など南部の益田郡が中心で、高山がある北部は加工時の狂いが大きいブナ林中心のため木材産業では後れを取っていましたが明治以降西洋家具が入ってくると曲げ加工に強いブナ材の有用性が高まりました。
さらに製紙原料の木材チップ、合板の材料としても用途が拡がり高山は木材の集散地となりました。
高山本線が延びると当然素材、加工品、木材チップの輸送が行われています。
P1060738.jpg
高山駅構内の高山産家具PRコーナー
木材自体の産出は減ったが技術は生きている

●日本通運専用線(原木線)
作業方法:国鉄機、手押
作業キロ:0.1km
総延長キロ:0.1km
木材専用線ですが日通名義になっており荷主は不明。

●興国人絹パルプ専用線
作業方法:手押
作業キロ:0.1km
       ↓
●日本通運専用線(チップ線)
作業方法:国鉄機、手押
作業キロ:0.1km
総延長キロ:0.1km
専用線一覧表1964(昭和39)年版では興国人絹パルプ、1967(昭和42)年版以降は日通名義になっています。
興国人絹パルプ(現在は興人)はセロファンなど化成品原料の溶解パルプをつくるため木材チップをトラ90000で富山工場(富山港線奥田貨物駅に隣接)へ運んでいたものと思われます。

P1060695.jpg
右端の不自然に曲がった線路は留置線として使用されている上り2番線。

P1060695-1.jpg
かつては上の赤線のように右に貨物ホームに接する上り3番線(③)、左には上り1番線(①)がありました。
②上り2番線と③上り3番線の末端にはトラバーサがあり、貨車を横方向へスライド移動させることも出来たそうです。
反対の左端には下り6番線。その右の多数の線路が分岐する線路の延長線上にも貨物ホームがありました。

takayama196903-1.jpg
当日ご案内いただいたくるまや軽便鉄道さんより貨物扱い盛んなりし1969(昭和44)年3月の高山駅構内入換の画像をお貸し頂きました。
1つ前の画像の撮影場所から本線を渡った反対側から撮影されたものでC58 226がバラエティーに富んだ貨車群を牽き出しているところ。
2両目は白帯車のワ10000形かワ12000形辺り?右には貨物側線の上り1~3番線が見えます。
この写真が撮影されて半年後の1969(昭和44)年10月1日に高山本線は無煙化されますがC58 226は七尾線に転じて2年ほど生き延びています。

takayama196903-2.jpg
今度はC58 266が①上り1番線よりタキ3000+ヨ6000を牽き出すところ。
引上線の先にあった三菱石油専用線か飛騨一ノ宮の石油専用線に出入りしている貨車でしょうか?
奥の③上り3番線にはトキ25000やワム70000などが見え、その向こうの貨物ホーム上には原木がはい積みされ巨大な積込みクレーンにベルコンや倉庫群と賑やかです。

P1060660.jpg
現在は建物ができて当時と同じ位置より撮影できないのでなるべく近い場所から。
貨物ホーム上には新しい交番などができて貨物扱い当時の面影は薄れています。

P1060734.jpg
上り3番線の線路は撤去されているものの貨物ホームは一部が現存。
この辺に上り2番線とをつなぐトラバーサがあったようですね。

P1060735.jpg
1番ホームより岐阜方を見た様子。手前は上り1番線撤去跡。
ここは貨物ホームも撤去済みに見えますが向こうの方を見ると・・・。

P1060655.jpg
貨物ホームの石積みがなぜか一部だけ残っています。
当日は工事や積雪でわからなかったのですが旧貨物ホーム上には貨物移動用のナロー軌道も敷かれていました。


このナロー軌道に付いては↓で紹介しています。
高山駅のトロッコ軌道
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テーマ:鉄道 - ジャンル:趣味・実用

専用線跡 | 22:32:25 | Trackback(0) | Comments(0)
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