投稿日:2012-12-27 Thu
高山本線蘇原駅は各務原市の工場街にあります。裏手には川重の大きな工場があり、その向こうは名鉄各務原線を挟んで航空自衛隊岐阜基地。
元は陸軍の航空隊が置かれ、そこに関連工場が集まった航空機の町と言えます。
高山線は1920(大正9年)11月1日に岐阜~各務原が開通してますが、まだ蘇原駅は置かれませんでした。
専用線は蘇原駅開業以前から存在していたようですが、駅開業により大幅に敷き直したものと見られます。
作業キロ:0.2km 総延長キロ:0.3km
作業方法:国鉄機
専用線一覧では1957(昭和32)年版から記載があり1983(昭和58)年版で消えています。
蘇原駅の貨物扱い廃止が1978(昭和53)年なので専用線もその頃無くなったものと見られます。
蘇原駅開業前の1937(昭和12)年には既に本線分岐の専用線が敷かれていたようです(緑の線路)。
1942(昭和17)年6月1日に蘇原駅が開業。
1944(昭和19)年には現在の構内配線+専用線(黒線)がほぼ出来上がっています。
配線図参考:川崎重工業岐阜工場50年のあゆみ
以前は木造の立派な駅舎があったのですが今では小さな無人駅。
バックの川重の工場の巨大さの方が目立ちます。
蘇原駅を通過する上りのワイドビューひだ。
通過列車は直線になっている2番線を通ります。
下り停車列車用の1番線と待避線の3番線があり、普通同士の交換+特急通過待ちの場合3列車が並びます。
もう1つ本屋側にも貨物側線が。
かつては2本あったようですが、今は1本で保線車のバラスト積込線になってます。
3番線の川重側には側線を撤去したスペースあり。
手前の2棟の前に貨物ホームがあり、今でもその雰囲気は残っていますね。
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