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にしみやうしろ

Author:にしみやうしろ
小田急沿線で生まれ、金沢で北陸鉄道にはまり、愛知では名鉄に臨海鉄道さらに森林鉄道、今ではすっかり私鉄・貨物ファンに・・・。
鉄道に由来していろんなものに興味を持つようになってしまいました。

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日窒鉱業土倉鉱業所→ヤンマーディーゼル木之本工場専用線(北陸本線木ノ本駅)
日窒鉱業土倉鉱業所の索道から鉱石を積替えていた専用線。
鉱山は1965(昭和40)年に閉山になりますが2年後の1967(昭和42)年9月には同じ土地にヤンマーディーゼル(現・ヤンマー)木之本工場が竣工しています。
鉱山時代は選鉱された黄銅鉱や黄鉄鉱の精錬所へ積出しや鉱山で使用する資材の到着に使われていたようです。
この専用線や索道ができる前に鉱山から馬車で隣の中ノ郷駅へ鉱石を輸送していた頃から出荷先の精錬所はばらばらだったようで北海道の国富精錬所(敦賀港~小樽は船舶輸送、小樽から函館本線経由、旧・岩内線国富駅より専用線が分岐)や大分県の日鉱佐賀関(関西から船舶輸送か)など非常に遠くまで送られていました。

2018(平成30)年9月26日追記
土倉鉱山が日窒鉱業の手に渡り1934(昭和9)年11月に土倉~木ノ本13,201mの架空索道が開業。
翌1935(昭和10)年2月には木ノ本駅に隣接して木之本硫酸工場を起工、1937(昭和12)年2月に操業開始しています。
この工場では土倉鉱山から索道で送られてくる黄鉄鉱、黄銅鉱から硫酸を精製していたようですが1943(昭和18)年5月に解体とのこと。
戦後の航空写真を見ると日窒鉱業の敷地が広い割にガランとしてるのはプラント跡地となっていたためのようです。
kinomoto_p.jpg
硫酸を生成した後の銅は敦賀港まで貨車で運び当時日窒の本拠地だった朝鮮半島の日窒鉱業興南精錬所(現・朝鮮民主主義人民共和国咸鏡南道咸興市)へ送って製錬していました。
ヤンマーディーゼルになった後は現在までトラクターを生産していますが専用線は原材料の到着か製品出荷に使っていたものと思われます。

<日窒鉱業土倉鉱業所専用線>
作業キロ:0.3km(内国鉄動車作業キロ0.1km)
作業方法:国鉄動車、手押

<ヤンマーディーゼル木之本工場専用線>
作業キロ:0.3km
作業方法:国鉄動車、手押

1969(昭和44)年時点で国鉄動車こと貨車移動機は5t機が2台在籍。
C5形かC6形だったらしいのですが詳しくはわかっていません。

P1040095.jpg
木ノ本駅旧駅舎と後方の現橋上駅。
2006(平成18)年の長浜~敦賀直流電化切換え時に駅舎が変わりましたが1936(昭和11)年建築の旧駅舎も「まちの駅」として地元で利用されています。

pkinomoto-yana.jpg
向かいの1番線ホーム反対側の駐車場になっている場所には北陸本線柳ケ瀬ルート旧線を新線開業後引き継いだ柳ケ瀬線の発着線と貨物側線がありました。
1964(昭和39)年5月10日までキハ52が細々と発着していたその先にはさっき中ノ郷駅跡で見掛けた柳ケ瀬線部分引継ぎの余呉バス柳ケ瀬線が止まっているのが見えます。

P1040118.jpg
左がかつての日窒鉱業→現ヤンマー工場。
下り本線の左に保線用と見られる側線がありますが専用線の名残でしょうか?

P1040111.jpg
敦賀方から見た様子。
左(東)から右のヤンマー木之本工場の中央付近に土倉鉱山からの索道が到着していました。
鉱石の積込み線はこの辺にあったのかと思いますが下り本線が結構工場建屋まで迫っていて側線を敷く余地が無いような気も。

P1040099.jpg
かつての一般貨物側線と見られる場所は保線側線になってモーターカーが待機しています。
2002(平成14)年7月新潟鐵工所製TMC-400、製番4009。
JR西日本の保線機械としての番号は4624。

P1040112.jpg
旧柳ケ瀬線乗り場方向。
ピンクのTMC-400を後ろから見るとどことなくかつてここで活躍したED70を思い起こさせます。

P1040113_20180924221422863.jpg
木ノ本~敦賀の豪雪地帯を控え除雪装置を常備。
かつて土倉鉱山は冬季雪に閉ざされは交通が途絶していたそうですが今では国道303号線は冬季閉鎖もなく通年揖斐まで通行可能。
便利な時代になったというべきなのか温暖化の影響と危惧すべきなのか・・・。
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テーマ:鉄道 - ジャンル:趣味・実用

専用線跡 | 22:33:54 | Trackback(0) | Comments(0)
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