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にしみやうしろ

Author:にしみやうしろ
小田急沿線で生まれ、金沢で北陸鉄道にはまり、愛知では名鉄に臨海鉄道さらに森林鉄道、今ではすっかり私鉄・貨物ファンに・・・。
鉄道に由来していろんなものに興味を持つようになってしまいました。

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帝室林野局の森林鉄道鉄道路線名一覧~札幌支局編~
森林鉄道、軌道は営業鉄道と違って呼び方が結構バラバラです。
鉄道ファンの間では機関車使用の路線を森林鉄道、人力・畜力のものを森林軌道と言ってることもありますが実務上でそんな区分はしてません。
皇室財産だった御料林を管理していた宮内省帝室林野局所管の鉄軌道については1943(昭和18)年7月1日に「○○森林鉄道」、「○○森林鉄道××線」という呼称で統一、また線路の道床厚やレールの規格により以下のように甲、乙、丙の3段階で等級を指定しています。

 甲 : 9㎏レール以上 施工基面幅2.4m以上 曲線半径18m以上
 乙 : 8㎏レール 施工基面幅2.2m以下 曲線半径10m以上
 丙 : 6㎏レール 施工基面幅2.2m以下 曲線半径10m以上
※既存の路線についてはレールの太さ以外は特例あり

帝室林野局機関誌「御料林182号」(1943(昭和18)年7月)掲載の「森林鉄道名称統一」を元に一覧表を作成したので北から順に~

札幌支局~その1~
rintetsu_sapporo.png
PDF版も用意しました。
1947(昭和22)年の林政統一で札幌営林局管轄となった路線(一部は移管前に廃止)の一覧です。

林政統一後に登場した車両ですがこんな機関車がいた路線ということで画像を上げます。(再録ですが^ ^;)
IMG_20160718_092318.jpg
下夕張、夕張岳森林鉄道9号機 1951(昭和26)年野村組工作所製
時期によっては主夕張でも使われたかも?
北海道開拓の村(札幌市)

DSC_1125.jpg
芦別森林鉄道26号機 1956(昭和31)年7月酒井工作所製10t機
芦別林鉄廃止後は木曽の上松運輸営林署に転じてNo.136に改番。1972(昭和47)年まで主に客車列車牽引に活躍。
赤沢自然休養林森林鉄道記念館(長野県上松町)

DSC_1159.jpg
芦別森林鉄道→下夕張、夕張岳森林鉄道27号機 1956(昭和31)年9月酒井工作所製10t機
芦別廃止後は姉妹機の26号と分かれて夕張へ。
北海道開拓の村(札幌市)


●2018(平成30)年12月24日追記~主夕張森林鉄道接続駅修正~
ooyubari9201さんの書き込みより主夕張森林鉄道の接続駅を再調査して見ました。
ご指摘頂いたように大夕張駅ではなく終点の大夕張炭山駅が接続駅なので訂正します。
調査不足でしたね。失礼しました。

帝室林野局が発行した「帝室林野局五十年史」では大夕張駅となっていますがRMライブラリ47 三菱鉱業大夕張鉄道(奥山道紀・赤城英昭/著 ネコ・パブリッシング/刊)に
「1935(昭和10)年6月30日 通洞駅構内に御料岐線(専用側線)落成。7月2日より使用開始。」
とあります。
「通洞駅」は大夕張炭山駅の旧駅名で大夕張鉄道線が地方鉄道になる前の専用鉄道時代に名乗っていたものです。
御料岐線と言う名前から御料林・・・つまり帝室林野局札幌支局の専用側線とわかります。
当時延長工事が進んでいた主夕張森林鉄道の大夕張土場へ専用線を付けたのでしょう。

oyubari-1.jpg
さて戦後になりますが国土地理院サイトで公開されている1952(昭和27)年10月1日米軍撮影の大夕張、大夕張炭山駅付近を写した航空写真を見て見ると・・・

oyubari-1-2.jpg
地上に見える線形をトレースするとこんな感じで線路が敷かれていたようです。
大夕張炭鉱が閉山した上に夕張川下流にシューパロダムができて水没域が拡大したため鉄道だけでなくここに移っている町は消えてしまいました。
googleストリートビューで見ると全域が常に水没しているわけでは無く水位によって水没したり地上に現れたりする微妙な状態のようですね。

大夕張炭山駅手前で三菱石炭鉱業大夕張鉄道から右に分岐し土場に入っている側線は大夕張営林署専用線。
作業方法:社機
作業キロ:0.8km
大夕張土場のあった場所の古い地名は「官行」・・・帝室林野局が直営で行う伐採事業は”官行”伐木事業と言いましたがこれがそのまま地名になっていたようです。
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テーマ:鉄道 - ジャンル:趣味・実用

森林鉄道(北見、旭川、帯広、札幌営林局) | 22:25:15 | Trackback(0) | Comments(4)
コメント
主夕張は大夕張⇀大夕張炭山からです。
2018-12-20 木 19:24:34 | URL | ooyubari9201 [編集]
主夕張森林鉄道の起点
ooyubari9201 さま、情報ありがとうございます。
こちらで確認した資料「帝室林野局五十年史」では大夕張駅起点となっていました。
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1686768
(国立国会図書館デジタルコレクション)
この資料は主夕張森林鉄道を運行していた旧・宮内省帝室林野局自体の出版ですがしばしば名称など略されているところがあるので今一度調査致します。
確認が取れるまで暫しご猶予お願い致します。
貴重な情報ありがとうございました。

HNはボールドウィンの大コン9201号由来でしょうか。
国鉄制式機に定まるまでの混沌とした時代の大型機関車。
あの素朴な味わいが良いですね。
2018-12-21 金 00:16:41 | URL | 西宮後 [編集]
大夕張炭礦建物配置図
リンク先に大夕張炭鉱の建物配置図・大夕張炭山駅周辺の画像を掲載しました。ご参照下さい。
2019-01-26 土 16:48:26 | URL | ooyubari9201 [編集]
三種類の軌道
ooyubari9201さん、こんばんは。
大夕張炭山駅付近の配置図ありがとうございます。
土場から大夕張炭山駅を挟んだ山側は610mm軌間の鉱山軌道でしょうか。
当時一目で見渡せたかはわかりませんが610mm、1067mm、762mm三種類の軌間の線路、しかも動力はバッテリー、蒸機、ディーゼルとこちらも三種とくれば実に興味深いですね。
2019-01-27 日 22:30:02 | URL | 西宮後 [編集]
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