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にしみやうしろ

Author:にしみやうしろ
小田急沿線で生まれ、金沢で北陸鉄道にはまり、愛知では名鉄に臨海鉄道さらに森林鉄道、今ではすっかり私鉄・貨物ファンに・・・。
鉄道に由来していろんなものに興味を持つようになってしまいました。

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福井鉄道レトラム735号~その1~
土佐電鉄から福井に移って「レトラム」の愛称で休日を中心に臨時運転に使われる735号。
寒冷地ドイツ生まれのためか非冷房で窓も十分に開かないためか暑い季節になると動かずなかなか見る機会が無かったのですがようやく見ることができました。

P1010129.jpg
福井駅前で並ぶドイツ シュツットガルト市電出身のレトラム735号。と元名鉄岐阜市内・揖斐線モ778。
この組み合わせだと735号の丸っこいシルエットから美濃町線にいた元札幌市電のモ870を連想します。

P1010143.jpg
ドイツの電車らしい大型パンタを振りかざし大名町交差点を行きます。
連接車ではなくそれぞれに単台車が付いたLRVに近い外観。
独エスリンゲン(Esslingen)社製のGT4形と言われるタイプでシュツットガルトやフライブルクなどの市内電車向けに1000mm、1435mmゲージ380台が納入されています。
735号はループ線での方転が基本のため片運転台構造で後部車両に運転台がなくドアも進行方向右側にしかありませんでした。
そのため高知入りの際に714号の運転台付き車と組み合わせの上でドア増設改造が行われました。

P1010144.jpg
連接部に台車がある福鉄モ770、880よりもえち鉄L01や福鉄F1000形と同族と言えます。


●福井のエスリンゲン車両
福井には735号以前にもエスリンゲン製の車両がいました。
国鉄初の電気機関車でアプト式で有名な10000→EC40形の車体を製造(電気品はアルゲマイネ社製)したのがエスリンゲンです。
トップナンバーの10000号は1911(明治44)年に製造、日本へ送られ翌1912(明治45)年2月に大宮工場で組み立て完了。
信越本線横川~軽井沢の碓氷峠で活躍し1928(昭和3)年の改番でEC40形となります。
1936(昭和11)年4月には後継機ED42の増備に伴い引退。
ところが1、2号機はアプト式関連機器を降ろしてえちぜん鉄道線の前身京福電気鉄道(福井)に譲渡され1942(昭和17)年竣工。
テキ511、512号となって現在福井鉄道と相互乗り入れしている三国芦原線を中心に貨物牽引に活躍しました。
山登りの機関車だけに鈍足ながらパワーはあるためか恐ろしく長大な貨物列車を牽いている写真を見たことがあります。
相互リンク先の「はーさんの鉄道・旅・よしなし草 40年前の鉄道風景 京福電鉄福井支社(1958~1963年)」にてテキ511、512現役当時の貴重な画像を見ることができます。

DSC_0800_20180403222932a06.jpg
テキ511は1964(昭和39)年に国鉄へ返還、鉄道記念物に指定され大宮工場で新車当時の姿に復元。
2018年現在は軽井沢駅で保存されています。
テキ512は1970(昭和45)年に廃車、1979(昭和54)年頃まで福井口車庫に廃車体が残っていたそうです。

40年の時を経てエスリンゲンの電車が再び福井に現れたというのは何とも奇縁ですね。
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テーマ:鉄道 - ジャンル:趣味・実用

北陸私鉄 | 23:00:04 | Trackback(0) | Comments(0)
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