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にしみやうしろ

Author:にしみやうしろ
小田急沿線で生まれ、金沢で北陸鉄道にはまり、愛知では名鉄に臨海鉄道さらに森林鉄道、今ではすっかり私鉄・貨物ファンに・・・。
鉄道に由来していろんなものに興味を持つようになってしまいました。

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住友大阪セメント岐阜工場専用線(樽見鉄道本巣駅)~その1~
岐阜県本巣市にあったセメント工場の専用線です。
樽見鉄道本巣駅から出ていた専用線や樽見鉄道大垣~本巣で運転されていたセメント貨物列車はまだ記憶に新しいところです。
樽見のセメント貨物は2006(平成18)年3月28日の運転を最後に無くなり専用線も廃止になりました。
(専用線の貨物出荷は前日の3月27日が最後)
作業キロ:2.2km
総延長キロ:6.6km
作業方法:私有機

住友大阪セメント岐阜工場は現在でも年間約110万tの生産量があり、巨大なプラントの姿は13km離れた東海道本線の車窓からも見ることができます。
この工場は当初川崎セメント大垣工場として建設されました。
同社は川崎重工業がセメントプラントの製造に乗り出すのにプラント建設の経験を積むため磐城セメントと共同設立した企業で実験工場としての要素が大きかったようです
工場が完成してしまうと所期の目的は達成されたとして1960(昭和35)年1月の工場竣工から間もない1960(昭和35)年3月に会社ごと磐城セメントへ譲渡され同社岐阜工場となっています。
その後会社は1963(昭和38)年10月に住友グループ入りして住友セメントに、1994(平成6)年6月に大阪セメントと合併して住友大阪セメントとなっています。

専用線は工場建設時から資材輸送に使われたようで工場竣工より3年前の専用線一覧表1957(昭和32)年版には既に川崎セメント(株)専用線 作業キロ2.1km(一部使用開始)と掲載されています。
キルンなど大型のプラントだけでなく専用線の機関車も川崎重工製で1959(昭和34)年製の35t機101、102が使われました。
この機関車は1963(昭和38)年に田村工場(福島県田村市2000(平成12)年3月閉鎖…磐越東線大越駅から専用線があった)が竣工するとそちらに移り、その後は岐阜工場専用線廃止まで日立製の45t機D101、35t機D102が主力を務めました。

DSC_1364_20170430211847fe1.jpg
樽見鉄道本巣駅構内。
構内配線は貨物廃止前と全く変わっていません。
貨物列車が使っていた下り2番線用上り出発信号機(左の信号機)も残っています。

DSC_1362_2017043021184524a.jpg
下り2番線の転轍機。
前の木札には「あわてるな双動だぞ」の文字の跡があります。
双動・・・転轍リバー横と本線寄りの転轍機が2か所連動するから気を付けろと言う注意喚起の標語です。
樽見貨物現役時によく見ていたので懐かしい標語。
左端から上り本線、下り本線、下り1番線、下り2番線と並んでいます。

DSC_1344_20170430211843851.jpg
樽見側から見た構内。車庫の位置には国鉄時代上屋付きの貨物ホームがあったそうです。
右端の保線車がいるのは授受線。工場から出てきた貨車はここに置かれ翌朝の上り貨物発車前に下り2番線へ転線してから出発信号機の現示に従い発車してました。

DSC_1346_2017043021184428a.jpg
樽見側、留置車両がいなくなり線路が錆びて草が濃くなった以外周囲の風景は全く変わってませんね。

DSC_1342.jpg
専用線分岐部に置かれた車止め。

DSC_1339_201704302145327bd.jpg
1本だけ残る通信線電柱。まだこの区間はレールが残っています。

画像 070
2005(平成17)年12月3日の同じ場所。
発送車を授受線に届け、到着車が着くのを待つD101。
右の側線にはDE10 1516+富士重TMC+DE10 1519の廃車体がいました。
DE10 1516、1519はどちらも1970(昭和45)年川崎重工製、JR東海静岡運転所で1996(平成8)年に廃車となっています。
中間のTMCがこれまた興味深いのですがこれはまた後で~。

DSC_1337_2017043021453099d.jpg
2017(平成29)年4月現在のレール末端部。
貨物廃止後暫くはここまでの区間が車両解体スペースに使われていました。
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テーマ:鉄道 - ジャンル:趣味・実用

専用線跡 | 00:04:26 | Trackback(0) | Comments(0)
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