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にしみやうしろ

Author:にしみやうしろ
小田急沿線で生まれ、金沢で北陸鉄道にはまり、愛知では名鉄に臨海鉄道さらに森林鉄道、今ではすっかり私鉄・貨物ファンに・・・。
鉄道に由来していろんなものに興味を持つようになってしまいました。

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名古屋営林局荘川営林署尾上郷森林鉄道~尾上郷(海上)貯木場2~
引き続きダム底から現れる荘川営林署尾上郷貯木場~。

DSC_0786.jpg
林鉄関係の施設は尾上郷川上流側(右)に固まっていました。

DSC_0786-1.jpg
尾上郷貯木場平面図を元に線路(赤線)と林鉄関係の施設を書き込み。
製材工場へ引き込まれていた線路は直角で描かれています。転車台で山トロを1台ずつ90度方向転換して手押しで建屋内に押し込んでいたのでしょうか?
砂焼場では機関車の滑り止めの砂を焼いていたものと思われます。

DSC_0778_201703082318212fb.jpg
尾神橋上から上流側を見た様子。森林鉄道尾上郷幹線の路盤は見出せません。
上の方には電源開発の手で森林鉄道から付け替えた道路林道の日照岳林道の橋が見えています。
この林道は入口にゲートがあり車輌での進入は不可です。

●尾上郷森林鉄道の車両
shokawa-data1.png
以前の再録ですが荘川営林署の各年度別車両は図の通り、この内で尾上郷所属がどれだけかは不明。
北飛騨の森林鉄道は大阪営林局の手で運営されていたためか帝室林野系が主体の名古屋営林局の他の林鉄とは毛色が違います。
機関車を取って見てもホイットカムや松岡産業機など近畿、中国地方の林鉄機関車に近いです。

ogamigo-kato1-2.png
イラストは加藤製作所の代燃ガソリン併用機関車。重量は4~5tクラスでしょう。
モノクロ写真しかなく塗色は不明なので取り敢えず林鉄に多いグリーンにしてます。
屋根上には水タンクが載ってます。札幌営林局大夕張営林署9号機の水タンクをさらに大きくしたような感じです。
水タンクからパイプが動輪上に引き込まれてますが急カーブの多い尾上郷林鉄では常時動輪に散水して横方向の摩擦を軽減していたようです。
また急勾配区間で砂を撒き粘着力を得たい場合、動輪上によく焼いて乾燥させた砂と水を撒くことで踏面に砂を付着させ滑り止め効果を高めるという工夫を凝らしていました。
通常のレール面へ砂を撒く方法では6kgレールは細過ぎて動輪通過前に振動で砂が落ちてしまい滑り止めの効果が薄かったとか。
運材貨車は最後まで木製の山トロが中心で堀田式ブレーキ付き、自動ブレーキ付き、ブレーキ無しなどの種類があった様子。
森茂の写真ではボギー運材貨車もあったようですが尾上郷にいたかは不明。
モーターカーは尾上郷貯木場車庫に富士重工業製T3らしき車が入庫してる写真を見たことがあります。

●運材列車
列車は機関車+山トロ10両程度を牽き、孕車(木材を積んだ列車)も乗り下げではなく機関車が牽引しました。
尾上郷では中間に自署製の自動ブレーキ付き山トロ、最後尾から2両目に堀田式ブレーキ付き山トロをつなぎ最後尾に制動手が乗務し堀田式ブレーキを操りました。

DSC_0813_201703082318241f5.jpg
尾上郷貯木場の南側から秋町方面を見た様子。
尾上郷川を挟んでこちら側は高山市荘川町(旧・荘川村)、向こう側は白川村です。
白川村側で正面の山の裏側には荘川署もう一つの林鉄森茂・六厩川森林鉄道の起点となっていた秋町貯木場がありましたがそちらはダムサイトに近いせいか水をもっと抜かない限り水面上に出てくることはないようです。

参考文献:
白き山を守り継ぐ 荘川営林署開設100周年・白鳥町移転30周年記念誌(荘川営林署記念誌編集委員会 編)
直営生産研究報告集 昭和27年度(名古屋営林局作業課)
  トロリー自動制動機に対する一考案(荘川営林署農林技官 檜坂 正男)
  内燃機関車マグネットに関する一考案外(荘川営林署林業手 谷川 一一)
   Ⅰマグネットに関する一考案
   Ⅱトロリーの堀田式制動と自動制動の併用について
名古屋営林局統計書(名古屋営林局)
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テーマ:鉄道 - ジャンル:趣味・実用

森林鉄道(名古屋営林局) | 22:48:31 | Trackback(0) | Comments(0)
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