投稿日:2016-11-06 Sun
宮川につくられた関西電力打保水力発電所建設資材搬入のための専用線です。戦時中の日本発送電時代に戦局悪化のため計画が中断していたのを戦後1952(昭和27)年に再開しています。
ダム、発電所は一つ岐阜寄りの坂上駅との間にあり、打保駅と坂上駅に専用線や倉庫がつくられ両駅から現場まではトラック輸送を行っていました。
発電所が完成した1954(昭和29)年以降も専用線は残り、専用線一覧では1964(昭和39)年版、1967(昭和42)年版でも使用休止とあります。
なお打保駅での貨物扱いは1967(昭和42)年度には実質終了していた様子です。
作業キロ:0.2km
作業方法:手押

高山本線の中でも最も奥地感のある打保駅。駅舎は何だかかまぼこ兵舎のようです。

分岐部はスノーシェルターがあります。元の貨物側線は保線用に残ってますが、これが専用線その物かは不明。
ここには関電の倉庫があり
ここでトラックに積み替えて越中西街道(現在の国道360号線)を現場まで輸送していたはず。

1,2番線とその左に貨物側線&貨物ホーム

貨物ホームの車止め。
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