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にしみやうしろ

Author:にしみやうしろ
小田急沿線で生まれ、金沢で北陸鉄道にはまり、愛知では名鉄に臨海鉄道さらに森林鉄道、今ではすっかり私鉄・貨物ファンに・・・。
鉄道に由来していろんなものに興味を持つようになってしまいました。

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田口鉄道双瀬採石場(?)側線
熊本の地震、最初の地震の後4月15日(金)の時点では新幹線回送車が脱線したもののは市電や熊電、在来線は動いてました。ところがそのあとで本震が来て全部止まってしまい・・・。
後から後から被害が広がってどうも性質が悪いですね。早く収束して欲しいものです。


またも田口鉄道です。
田口鉄道は御料林の木材輸送に重きが置かれ宮内省の出資比率が非常に高い半官半民のような鉄道でしたが、戦後1947(昭和22)年4月に御料林を管理していた宮内省帝室林野局が林政統一で農林省林野庁に移管されると宮内省の後ろ盾がなくなります。
宮内省の穴埋めに名古屋鉄道が入りましたが貨物で新たな収入源確保を模索していた田口鉄道は砕石業に乗り出しました。
既に戦時中の1942(昭和17)年8月1日に三河海老付近(正確な場所不明)にて砕石機1台で自家用の線路用砕石生産を行っていましたが営業用に本格的に経営を始めたようです。
1949(昭和24)年11月7日申請で本長篠起点13,235m49地点(滝上駅の400mほど三河田口寄り、稲目トンネル付近)の25‰勾配上の本線から分岐、並行する80mの側線を敷設という記録が国立公文書館にありました。
また1955(昭和30)年8月には2,700坪の原石山を購入、砕石機3台で月1,200㎥を生産ともあります。
稲目トンネル付近の採石場は道路化などで面影がまるで分かりませんでしたが、三河大石~三河海老の双瀬(ならぜ)トンネル付近にあったという採石場と砂利側線分岐部は若干それらしい雰囲気があります。

DSC_0246.jpg
柱状節理のダイナミックな坑口で廃線ファンには有名な双瀬トンネル三河田口方。
このトンネルを出てすぐの場所に採石場と側線があったそうです。

DSC_0248_20160417225524602.jpg
さっきの写真の位置から振り向く(三河田口方面を向く)とこのような感じ。
線路跡左がどうも土を盛って植林した感じ。よく見ると「保安林」と書かれた札もあります。
採石場跡が崩壊してくるのを防ぐために側線やクラッシャー(石を砕く装置)のあった場所に植林したのでしょう。

双瀬の採石線は三河大石~三河海老間の本線上からの分岐ですが貨物列車の発着は起点の本長篠寄りで最寄の有人駅(停車場)だった玖老勢駅扱いとしていたようです。
1955(昭和30)年度の玖老勢駅貨物発送量を見ると前年度比で実に4,488tの増加が見られます。
kuroze.png


参考文献:田口鉄道仮側線敷設に伴う線路勾配特別設計(田口鉄道)
     設楽の文化財9 図録.田口線と用具(設楽町教育委員会)
     愛知県統計年鑑(愛知県)

おまけ
DSC_0203_20160417230351b31.jpg
以前上げた田峯駅の新城営林署竹桑田土場側線貨物ホームが花で溢れてました。
写真を撮りに来たご夫婦もいてその方向でも結構知られた場所なのかな?
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テーマ:鉄道 - ジャンル:趣味・実用

専用線跡 | 23:18:29 | Trackback(0) | Comments(0)
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