投稿日:2021-06-13 Sun
治山事業専用常願寺川軌道は現在立山砂防軌道の終点がある水谷からスイッチバックで上りさらに300mのインクラインで上り上部軌道に連絡して松尾谷まで延びていた。
1969(昭和44)年8月の水害で軌道が壊滅する3か月前に撮影された国土地理院の航空写真。
水谷の上にもスイッチバックやインクライン、さらにその先の上部軌道も写っているものの泥鰌池上の辺りがわかりにくい状態。

常願寺川軌道の線路を赤線で書き加えるとこんな感じ?途中トンネルが2か所あったようですが現在も人知れず残っているのでしょうね。
富山営林署の車両数一覧
富山営林署には通常の運材を行う762mm軌間の長棟森林鉄道も存在したので車両数は一緒に統計を取られているものと見られる。

1977(昭和52)年8月に千寿ケ原の常願寺川治山事業所の車庫で松岡産業製のDLとGL(No.41)が撮影されており、営林署の軌道が完全撤去された後もしばらくは保管していた。
DLは保存予定で搬出されたものの、結局保存展示は実現しなかったとのこと。
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