FC2ブログ
 
■プロフィール

にしみやうしろ

Author:にしみやうしろ
小田急沿線で生まれ、金沢で北陸鉄道にはまり、愛知では名鉄に臨海鉄道さらに森林鉄道、今ではすっかり私鉄・貨物ファンに・・・。
鉄道に由来していろんなものに興味を持つようになってしまいました。

■最近の記事
■最近のコメント
■最近のトラックバック
■月別アーカイブ

■カテゴリー
■閲覧数(2014/8/12~)

閲覧数(2014/8/12~)

■ブログ内検索

■RSSフィード
■リンク
■ブロとも申請フォーム
大又索道、大又森林鉄道~その2~
大又川の谷から保色山の東で峠を越え朴ノ木谷へ下って来ました。
途中から林道が平坦になって来ると大又森林軌道朴ノ木線跡の区間。
自分も含め多くのメンバーはメットを被っており軽四ワゴンが林鉄モーターカーの風情(笑)
途中林内作業中の箇所がありこれ以上進めないかと思ったものの親切な作業員さんに林道上に仮置きしていた木材を退けていいただき事なきを得ました。お仕事中ありがとうございました(_ _)
しかし大又索道風呂谷停車場跡地調査はわからず時間切れ~
気を取り直して次の目的地は大又森林軌道朴ノ木線、長瀬谷線分岐点。
P1110880.jpg
竹ノ平索道起点に程近い長瀬谷で長瀬谷線が分岐します。
長瀬谷線の路盤から朴ノ木線を見下ろした様子。
軽四が停車している林道が朴ノ木線の跡です。

P1110878.jpg
起点方向の竹ノ平側は林道拡幅で分岐部は路盤が削られたようで残っておらず少し現れたこの路盤もすぐに崩壊地で途切れていました。

P1110891.jpg
そして再び現れた路盤も長瀬谷の砂防ダムにぶつかって終了~
この上にはインクラでつながっていたらしいのですがよくわかりません。

さて竹ノ平索道起点が近付いたところで路線図を再掲。

当初存在した朴ノ木線、長瀬谷線は山元から竹ノ平索道起点まで谷を下って来る線形で山への空車トロは手押し、積車は乗り下げで下っていたものと思われます。
軌道を下って来てまた索道で元来た道に近い道を上り返して峰を越えるというルートを取っています。
まどろっこしいようですが周囲の山から運材の拠点である竹ノ平へ木材を重力に従って一旦集めてしまうのが得策だったのでしょう。

P1110898.jpg
竹ノ平索道起点の停車場跡。
プーリーやハンガーの台座でしょうが既に古代遺跡の風情。

P1110913.jpg
索道停車場から備後川の河原へ延びるランプウェイの石積み。
最初は通路かと思ったのですが急傾斜なのに階段になっていません。通路としては歩きにくくて危険そうですが何でしょう?

P1110917.jpg
謎のランプウェイを下から見上げると延長線上の石積み壁面に左右2つの穴。
改めて帰宅後竹ノ平停車場図面を見ると正体が判明。

P1110917-2.jpg
大又索道の主索を緊張させるための重りが載せられていた軌道の跡でした。
重りから延びる2本のワイヤロープを介して主索が弛まないように引っ張っていたわけです。
図面によるとこの巨大な重りが載る線路が敷設されていたようですが軌間は3フィート5インチ・・・1041mmだったようです。

P1110921.jpg
P1110920.jpg
ランプウェイ下の河原には多くの遺物が残っていました。
碍子や6kgレールにノコギリの歯・・・かつて停車場に併設して製材所があったとのこと。
そしてもっととんでもないものが出土したのですがこちらは公で展示されるまでネタバレ禁止ということで~。

参考文献:
三重県の森林鉄道-知られざる東紀州の鉄道網-(片岡 督・曽野 和郎/共著)

スポンサーサイト



テーマ:鉄道 - ジャンル:趣味・実用

森林鉄道(大阪営林局) | 23:13:44 | Trackback(0) | Comments(0)