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にしみやうしろ

Author:にしみやうしろ
小田急沿線で生まれ、金沢で北陸鉄道にはまり、愛知では名鉄に臨海鉄道さらに森林鉄道、今ではすっかり私鉄・貨物ファンに・・・。
鉄道に由来していろんなものに興味を持つようになってしまいました。

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石原産業海運四日市工場採石場→四日市採石専用線(三岐鉄道西藤原駅)~補遺~
2017年9月11日にUPした四日市採石専用線ですがその後の資料調査結果報告~。

鉄道省文書の三岐鉄道の免許で「西藤原停車場構外側線敷設ノ件」と言う記録がありした。
当初は石原産業海運(現・石原産業)の専用線で、同社の石灰石採掘場からの原石発送に使われたようです。
三岐鉄道から鉄道省への構外側線敷設申請は1941(昭和16)年6月1日に出され翌月には認可されたようです。

三岐鉄道からの提出書類によると・・・
構外側線延長280m
工費26,000円
一日の出荷量は石灰石約100t、1日2回程度の運転を予定としています。

専用線やホッパーの図面は色が薄くて見辛かったのでコントラストを強くしてあります。
IMG_20180602_132356.jpg
図面①
右が西藤原駅で点線の専用線が分岐して上へ延びています。
機回し線のようなものが見えますが構外側線内の運転は西藤原駅から機関車が無蓋貨車を推進して入線していたとのこと。

P1020190.jpg
図面①の下部中央右寄りの踏切から専用線分岐を見た様子。
これより駅寄りの区間は2017年9月11日の記事を参照してください。
図面①では腕木式の場内信号機が書かれている場所に現在は遠方信号機があります。
専用線は三岐鉄道本線と砂利道の間の草叢のようです。

P1020183.jpg
左奥が西藤原駅方面。
専用線は左の草叢と砂利道部分に分岐して2線区間になっていた様子。

P1020173.jpg
2股に分かれていた線路が合流しホッパーへと達していました。
右奥の木立の辺りに木造ホッパーがあったようですが跡形もなし。

IMG_20180602_132400.jpg
ホッパー上部には手押しトロッコがケーブル(索道)の卸し場との間を連絡していたようです。

P1020175.jpg
ホッパー跡から西藤原駅方を見た様子。
手前に見える錆びた部品はホッパーではなく水利関係のもののようです。

nishifuji.jpg
ホッパー(貨車積貯鉱槽)の側面図(上)と平面図(下)
長さ20mとあるので当時三岐鉄道10t積み無蓋貨車ト101、200形3台が同時に積み込みできるくらいでしょうか。
1日2回運転で100t、となると1回当たりト5両が入線、2線区間8で編成を2~3両ずつに分割してホッパーへ押し込んでいたものと思われます。

IMG_20180602_132608.jpg
ホッパーの断面図(貨車積貯鉱断面図)。手押しトロと無蓋貨車も簡単に描かれてます。

DSC_4383.jpg
木造ホッパーと言うともうほとんど残っていませんがサイズや構造が近い例として旧・北陸鉄道金名線大日川駅の河合鉱山側線跡にあった鉱石ホッパー画像を上げます。

参考文献:
鉄道省文書 地方鉄道免許 三岐鉄道 自昭和十三年 至昭和十四年
 

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テーマ:鉄道 - ジャンル:趣味・実用

専用線跡 | 22:26:40 | Trackback(0) | Comments(0)

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