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にしみやうしろ

Author:にしみやうしろ
小田急沿線で生まれ、金沢で北陸鉄道にはまり、愛知では名鉄に臨海鉄道さらに森林鉄道、今ではすっかり私鉄・貨物ファンに・・・。
鉄道に由来していろんなものに興味を持つようになってしまいました。

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小坂森林鉄道小黒川支線~その2~
木製架道橋に続き濁河川に架かっていた小黒川支線の濁河川橋梁、近くの道路建設に伴い2006(平成18)年頃に撤去されました。
架橋当時の橋梁の写真は2005(平成17)年5月4日撮影です。
・小黒川支線濁河川橋梁
延長40.75m、1934(昭和9)年3月起工、同年10月竣工。
設計荷重は1m当たり12t、6.5t機関車が重連で渡れるようにつくってあるそうです。

IMG_7716.jpg
Iビーム5.48m+ガーダー15.24m+Iビーム9.14m×2
←小黒川 下島方→

鉄桁の製造は宮地鉄工所、1934(昭和9)年8月4日に東京南砂町の工場から他の鈑鋼桁(ガーダー)、展圧工形桁(Iビーム)複数と共に発送されています。
路線の大島貯木場(飛騨小坂)寄りに使われた鉄桁は前年度に岩崎レール商会より購入されてました。

IMG_7719.jpg
小黒川方の一連はカーブしています。

IMG_7718.jpg
濁河川橋梁の小黒川方。
ここから33‰で上りにかかります。

P1000703.jpg
濁河川橋梁が撤去される原因となった道路。
この左奥が1枚前の画像の場所。小黒川支線は左の斜面を上っていました。

P1000695.jpg
小黒川支線はこの右下から上ってきてカーブし道路を横切っていました。

P1000696_201803302230199c5.jpg
小黒川線と接続していた小黒川線起点。
1928(昭和3)~1934(昭和9)年の間は小黒川軌道の土場があり線路が2本あったはずですが幅が狭過ぎる・・・。
下の道路に落として即荷馬車に積み込んでいたのでしょうか。
小黒川では炭焼きが盛んで山トロに炭俵を積んでくることが多かったものと思われます。

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森林鉄道(名古屋営林局) | 22:19:11 | Trackback(0) | Comments(0)
小坂森林鉄道小黒川支線~その1~
小坂森林鉄道1級線の終点下島停車場。
椹谷線、小黒川線と接続・・・と言うと厳密には違うそうで。
小黒川線は飛騨小坂に高山本線も開業していなかった1928(昭和3)年度に間伐材輸送のため小黒川軌道として先行開業してます。
当初の動力は手押しか畜力、レールも6kgレール使用と最も貧弱なものでした。
小黒川が濁河川と合流する地点に土場、起点が置かれてましたが1934(昭和9)年に飛騨小坂駅隣接大島土場から小坂森林鉄道が建設され、濁河川対岸に終点の下島停車場が置かれることになりました。
この下島~小黒川線起点の連絡線として開業したのが小坂森林鉄道小黒川支線(延長372.24m)でした。
その先に続く路線名が「小黒川線」なので何とも紛らわしい名前です。(^ ^;)


小坂森林鉄道路線図
帝室林野局の路線平面図と現地調査を元にして作成。唐谷線など一部路線未記入(^ ^;)

小黒川支線は小坂森林鉄道1級線(緑)と小黒川線(ピンク)の結節点にちょっとだけある路線。
拡大しないと見えませんね。
P1000677.jpg
下島停車場跡。
道路と木工所になって面影は有りません。
小黒川支線は停車場構内から半径15mの急曲線で左に分岐していました。
カーブしながら木工所の中を突っ切る形になります。

P1000680.jpg
木工所を越えると濁河川を渡っていました。

P1000682.jpg
左の木工所からこの道路をオーバークロス。右の街路灯が乗った土盛りが小黒川支線の築堤の残骸です。
ここには木橋が架かっていました。
小坂森林鉄道の設計当初は踏切とする予定でしたが木材、木炭輸送の荷馬車、御嶽登山客の自動車で交通量が増えたため立体交差に改めたという経緯があります。

IMG_20170602_141559.jpg
国立公文書館つくば分館にはこの跨道橋の設計図面が所蔵されています。
小坂出張所より名古屋支局への木橋増設届は1934(昭和9)年9月25日提出、同10月18日認可。




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森林鉄道(名古屋営林局) | 23:48:10 | Trackback(0) | Comments(0)
寸又峡温泉駐車場の千頭森林鉄道保存車~その3 運材貨車~
運材貨車も緑で再塗装。
2台とも富士重工業製モノコックトロです。
P1000121_20180326215908242.jpg

P1000157_20180326215909873.jpg
まあ以前も紹介してるので今回はこの貨車にも使われている空気ブレーキのお話。

●森林鉄道用SA型空気ブレーキ
森林鉄道では貨車にブレーキ手が添乗して汽笛合図などでブレーキハンドルやテコでブレーキを掛けてました。
しかしブレーキ力が弱くレスポンスが遅いこと、ブレーキ手にとっては非常に危険な仕事であることが問題視され戦後自動空気ブレーキの導入が図られます。
とは言え国鉄、私鉄用の機構をそのまま載せるスペースも無く費用もかかるため、森林鉄道用に簡略化したブレーキ機構とする必要がありました。
新三菱重工業(現・三菱重工業)が開発したSA型空気ブレーキがモノコックトロに搭載され東京局では内燃機、北見営林局では蒸機をエアブレーキ化改造して使われ始めます。
恐らく東京局ではこの千頭林鉄、北見局は温根湯林鉄に導入されたものと思われます。

ブレーキの仕組みは大雑把に↓のようなもの。
break1.png
・運転位置
ブレーキを解除して運転する時。
機関車はブレーキシリンダ内の空気が抜けてブレーキ解除
貨車はブレーキ管に空気が供給され空気圧約2.3kg/㎠でシリンダのバネを押しブレーキを緩め、2.7kg/㎠で完全にブレーキ解除。
ブレーキ管圧力は3.5kg/㎠まで上昇させる。

・ブレーキ位置
機関車は元空気ダメからブレーキシリンダに空気が送られてブレーキが掛かる。
貨車は元空気ダメからの空気がカット、排出されるためバネがシリンダを押し戻しブレーキが掛かる。
連結が切れた場合もエアホースからブレーキ管内の空気が排出されて自動的にブレーキが掛かる。

・重なり位置
機関車、貨車とも元空気ダメからの空気供給をカット、一方でブレーキ管の空気も排出しないので一定のブレーキ力が維持される。(実際には空気が少しずつ隙間から漏れるのでだんだんブレーキ力は弱くなる)

DSC_0652.jpg
岩崎レール製運材貨車では三菱のスリーダイヤマーク付きブレーキシリンダとブレーキ管が見える。

要するに機関車は直通空気ブレーキ、貨車はバネ代用の自動空気ブレーキです。
通常は貨車にも補助空気ダメを設け、運転時は元空気ダメの空気圧が補助空気ダメの空気圧に押し勝ってブレーキを解除、ブレーキ時は元空気ダメからの空気をカットして補助空気ダメの空気圧でブレーキを掛けますが、林鉄ではややこしい三動弁や補助空気ダメを省略しバネで済ませています。
このバネで止めるブレーキについて某私鉄に勤めていた方に話したときは「そんなので本当に止まるのか」と驚いておられました(^ ^;)
営林署内でもやはり同じ疑問があったようで長野局野尻営林署ではエアブレーキ試作車を勾配線上で機関車から切り放し約60km/hまで加速、ブレーキ管を解放して非常ブレーキで止めるという実験を行ったそうです。
実験で添乗、ブレーキ操作した人の恐怖は計り知れませんね(汗)

営林署の工場では機関車や貨車だけでなくトラックや集材機その他もろもろの林業機械を修理しなければならず部品点数は少ないに越したことはありません。
またそこまで費用を掛けてられないというのも大きかったでしょう。
そう言えば旅客軽便私鉄でも大半の場合エアホースは見られませんね。

P1000229.jpg
頸城鉄道DC92。機関車自体はエアブレーキ装備だが客車、貨車の貫通ブレーキ化はなされていない。

DSC_0779_20180326231129a5e.jpg
なお赤沢自然休養林の森林鉄道客車は現役当時の運材貨車を台車としている(一部新製車を除く)のでSA型空気ブレーキシステムを堅持する貴重な存在と言うことに。
なお王滝せせらぎ線は最初の林鉄フェスでは運材列車で貫通エアブレーキを使いましたが見てる限りその後は使ってないはず。

参考文献:
伐木運材経営法(加藤 誠平/著 朝倉書店 1952)
林業機械(三品 忠男/著 林野共済会 1956)
近代化遺産国有林森林鉄道全データ 中部編(矢部 三雄/編著 信濃毎日新聞社)

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森林鉄道(前橋、東京営林局) | 23:24:13 | Trackback(0) | Comments(2)
寸又峡温泉駐車場の千頭森林鉄道保存車~その2 岩崎レール客車~
寸又峡の保存車群で最も状態が改善したと思われる岩崎レール工業製客車。
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失われていた窓も復元されて全部入った状態。

DSC_0872.jpg
同じ岩崎レールの丸瀬布いこいの森の北見営林局→長野営林局上松運輸営林署No.14とよく似ていますが寸又峡の客車の方が窓のサイズは小さいですね。

P1000125_2018032420435786f.jpg
側窓配置は6D1の点対称なのでどちらから見ても同じ姿。
窓が小さい分古く見えますが1956(昭和31)年製のNo.14よりは少し古いのでしょうか?

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ボギー台車は他で見られない独特のウィングバネ式台車。軸箱の蓋には岩崎レール工業のマークが入っています。
因みに他の岩崎レールボギー客車はこんなダイヤモンドトラックタイプの台車を履いてます。
画像は王滝森林鉄道で使われた王滝村所有のやまばと号客車のものです。

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前は車内も荒れて内部の写真は公開が憚られたのですが今回はすっかり綺麗になっています。

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2つ付いていた車内灯は荒れてた時に1つが失われてましたが残っていた方はこのように原形のまま復元されてます。
幕板にはスイッチも見えてます。回路は復元されているのかな?

P1000148.jpg
車端部の手ブレーキハンドル。

この客車は千頭営林署所有のはずですが現役時代の写真を見ると森林鉄道に入っていた中部電力所有と見られる加藤製作所製機関車に牽かれているものが見られます。
千頭森林鉄道では営林署機は湘南色風のものや緑、水色のツートン、これに白帯を追加したものなどカラフルでしたが中部電力機は中部電力大井川専用鉄道時代の井川線と同じマルーン一色だったものと見られます。

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森林鉄道(前橋、東京営林局) | 21:32:14 | Trackback(0) | Comments(0)
寸又峡温泉駐車場の千頭森林鉄道保存車~その1 DB12~
以前千頭森林鉄道寸又峡温泉の保存車12でも上げた寸又峡温泉の千頭森林鉄道保存車群。
整備されて状態が良くなっています。特に岩崎レール客車は木部がすっかり修復され見違えました。

P1000128.jpg
まずは協三4.8t機DB12。
失われていたラジエターグリルも現物を模して製作されています。なかなかの力作ですね。

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運転席も綺麗な状態になりました。

P1000133-2.jpg
折角なので主な運転装置の説明。
①手ブレーキハンドル、②エアブレーキハンドル、③スロットルレバー、④シフトレバー、⑤クラッチペダル、⑥逆転機
トルコンが無い機械式変速なのでMT車と同じでクラッチペダルやシフトレバーがあります。
エアブレーキ装置の機構は機関車は直通空気ブレーキ、貨車は自動空気ブレーキになってますがレバーは1本でJR機のように自弁、単弁に分かれていません。
三菱重工業の森林鉄道向けSA型空気ブレーキという簡略化されたエアブレーキ装置です。
型式名の由来は"Shinrin(森林) Air"の頭文字だそうです。
森林鉄道としては最も安全性の高いブレーキシステムですが貨車の自動空気ブレーキがまたクセ者で・・・それはまた運材貨車の時に~。

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サイドビューを両側から。

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エンジンルームのフードカバーがありませんが以前同型の小坂森林鉄道No.12、13をカバー装着時の姿でイラストにしているのでご参考までに。

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後ろは引違式の木枠の窓枠が入り前照灯とフォグランプも残ってるので現役時の雰囲気にかなり近付いたのでは?
前面、側面もHゴム押さえの窓ガラスを嵌めたら相当雰囲気が変わると思います。

ところでこの機関車、番号はDB12と聞くのですが「賛歌 千頭森林鉄道(谷田部 英雄/著)」には千頭森林鉄道現役時の写真で形態の異なる協三機にDB12と標記されているのが見られます。
賛歌~のDB12は窓ガラスが金属押さえになった沖ノ山森林鉄道の保存機小坂森林鉄道No.7と同タイプ。
旧型の初代がいて廃車された後に現在保存されてるDB12が2代目として入ったのでしょうか?
さ同書の裏表紙にはこの機関車と同一個体と見られる機関車も写ってますが解像度から番号はDB12ともDB13とも読める微妙なところ。
因みにDB12のナンバープレートは保存車編成のすぐそば1枚目写真の後方にも写っている南アルプス山岳図書館で保存展示されています。

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森林鉄道(前橋、東京営林局) | 23:23:55 | Trackback(0) | Comments(0)
東邦瓦斯(東邦ガス)港明工場専用線(東海道本線(名古屋港線・東臨港線)名古屋港駅)
東邦瓦斯(東邦ガス)港明工場の原料供給に使われた専用線。
金城埠頭の空見工場や知多工場に主力が移り閉鎖され今秋には工場跡地にららぽーと名古屋みなとアクルスができるそうです。

作業キロ:0.7km
総延長キロ:1.1km
作業方法:国鉄機

1940(昭和15)年にできた熱田製造所を拡張して生まれた港明工場。名古屋市内だけでなく衛星都市へもガス管を介して都市ガスを供給していました。
名古屋市内からガスが送られること周辺部の小工場が整理され、その一つ一宮製造所が不要となり専用線(東海道本線尾張一宮駅)が使用停止になっています。

港明工場操業開始は1958(昭和33)年9月ですが専用線は熱田製造所時代からあったようで専用線一覧1951(昭和26)年版にも載っています。
当時の都市ガスは石炭を蒸し焼きにして発生するガスを使用していました。
専用線には原料の石炭が到着、副産物のコークスの発送もあったものと思われます。
港明工場は名古屋港駅より北に位置し中川運河の支線の先にありました。
平行する地下鉄名港線では2駅分くらい離れてることになります。

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名古屋港駅北端付近。
低い築堤のアンダーパスの上は名古屋港線の本線と東邦瓦斯専用線に続いていた側線が2本並んで複線区間のようになっています。

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専用線へのレールはすぐに車止めに突き当たり終わっています。
かつてはこの先(右側)が専用線でした。

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中川運河の支線の鉄橋をDE10 1557が単機で渡って行くところ。
この日はキヤ97の到着、発送ともなくレールの錆び落としのために走ったのでしょうか?
運河のガーダー橋は複線分あり手前のガーダーが専用線のもの。

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巨大なららぽーと建設現場とのんびりトコトコ走って行くDE10のミスマッチ感が面白いですね。
DE10の横辺りから専用線は築堤から降りて地平のヤードに入っていました。

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専用線は既に跡形も無く工事が進んでいます。
東臨港線は開発後も走り続けますが一体どんな光景になるのでしょうね。

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名古屋方から専用線北端付近を見た様子。
フェンスの向こうが東邦ガスの貨物ヤードでした。
かつてはこの辺から入換機の日車15t機などが見えたようです。

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踏切上から名古屋港方向を見た様子。
名古屋港線自体も複線分の用地が確保されてましたが今では駐車場になったり宅地として売却された場所も多いようです。

専用線一覧の上では作業方法が国鉄機となっていますが東邦ガス構内の入換用に日車標準型15t機が配置されていました。
 D151 日本車両1964(昭和39)年11月製造
日車15t標準型初期タイプの初期型で名鉄DB75と同型でした。

貨車は石炭輸送にトキ25000が入っていたようです。
石炭は西名古屋港の石炭埠頭から来ていたのでしょうかね。

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専用線跡 | 22:44:40 | Trackback(0) | Comments(0)
中川口通船門
中川運河クルーズで通った通船門を外からも見て見たいということで見て来ました。
船上から見た様子はこちら
P1000721.jpg
まずはささしま方から。
屋形船タイプが出て来ました。

P1000729.jpg
船が出るとすぐ閉まる通船門。

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名古屋港方から。
こちらは防波堤の意味もあるので扉高さも高く頑丈そうです。

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動くときは特に何の音もなく開くので水上バスの時刻表から時間を読むしかありません。
裏を返せば時刻表さえわかっていれば手軽に閘門が動くところを見られる大変貴重なポイントとも言えます。
時刻表は水上バスの公式ページから見られます。
【公式】クルーズ名古屋 | 中川運河と名古屋港・金城ふ頭エリアを巡る水上バス
中川通船門通過はガーデン埠頭→ささしまライブ・キャナル・リゾート 便ではガーデン埠頭発10~20分後
ささしまライブ・キャナル・リゾート→ガーデン埠頭便ではガーデン埠頭着10~20分前くらいでしょうか?
潮の状態によって前後します。

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この前乗った大型船の便。
通船門の扉開閉や注排水操作は閘門上の部屋ではなく右に見える緑色の建物・・・運河事務所内から行っているようです。

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水上バスと名古屋市交名港工場内の2000形の組み合わせ。
全線地下線の名城、名港線の電車と船という組み合わせも良いですね~。

未分類 | 22:29:50 | Trackback(0) | Comments(0)
名岐鉄道キボ50の台車
福井鉄道西武生(現・北府)車庫で仮台車として使われていた旧型気動車用台車。
以前はモハ200など鉄道専用車両の検査時に使っていたようですが低床車ばかりとなった今は使ってるのでしょうか?

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イベントの折に近くで見ることができた際の撮影です。
3つとも同じ台車のようですが後天的な改造のためか微妙に差異が出ています。

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キハ41000辺りが履いてたTR26と似てますがさらに小型で日本車輌のBB75と言う台車のようです。

IMG_4161.jpg
仮台車のため枕バネなどは撤去されています。

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軸箱の刻印は日車のマークではないですが何なのでしょう?

福井鉄道の気動車と言うと非電化時代の南越鉄道→南越線にガソリンカーがいましたがこちらは単車だったのでこの台車の主ではなさそう。
他に気動車由来の車両と言うと以下の2車種が考えられます。
 ①瀬戸電気鉄道キハ300→名鉄サハ2200→クハ2200→福井クハ140(初代)
 ②名岐鉄道キボ50→名鉄キハ100、サ2060→ク2060→福井サ20
①は全線電化の瀬戸電が電力消費を抑えるため新造した1936(昭和11)年日車製の急行ガソリンカー。
同年登場の東横キハ1と同じ発想から生まれたもの。こちらも東横と同じでクハ化されて瀬戸線で使われた後福井に来てます。
福井では元名鉄モ700と編成を組んで福武線で使用されてました。
名鉄時代には既にブリルタイプの電車用台車に交換、福井ではさらに別の台車に交換してるのでこの台車とは関係なさそう。
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名鉄ク2201
戦前は瀬戸電の低いホームに合わせ低床ステップを装備、女性車掌乗務で話題を集めたとのこと。
流線型の東横キハ1と比べると平凡な箱型前面2枚窓でファンの話題にはあまり上らない気が・・・
前面窓が2枚か4枚かの違いはあるが耶馬渓鉄道キハ100形101~104→大分交通耶馬渓線と同型車体。

②は非電化で開業した名岐鉄道大曽根線(現在の小牧線)に10両投入された1931(昭和6)年日車製のガソリンカー。
こちらもエンジンを降ろして築港線で客車として使用されたり瀬戸線、西尾線、蒲郡線のクハとして使用された後にク2066、2069が福井に譲渡されたもの。
福井では鯖浦線の朝ラッシュ時増結用に使われたと言いますが水落でヒルネしている写真しか見たことがないです。
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名鉄ク2062
600V時代の瀬戸線、西尾線、蒲郡線で旧・愛電モ1000や旧・尾西モ200と編成を組んでいたがいずれも大柄なモハに小さなクハのアンバランスな編成になっていた。

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福井サハ22
再び附随車化され塗装を福鉄色に変更した以外は変わらず。
写真でも走ってる姿を見たことがないのですが・・・


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北陸私鉄 | 23:32:29 | Trackback(0) | Comments(0)
夕暮れの静岡鉄道駿遠線五十岡駅
静岡鉄道駿遠線の駅跡で寄って見たかった五十岡(いごおか)駅跡。
1914(大正3)年1月12日に開通していた中遠鉄道新袋井~新横須賀10.3kmの新岡崎~浅名の途中駅として新設され1915(大正4)年5月11日に開業。
元々ホーム1面1線の停留所でした。

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廃線跡のサイクリングロードに面した部分は元々のプラットホームのコンクリート擁壁が残存。

P1000263.jpg
新袋井方には弁財天川橋梁がそのままサイクリングロードに利用されて残っています。
手前の水面に見える4つのチョボは道路橋旧橋の橋脚跡でしょうか?

P1000264.jpg
ホームなのでやはり上でちょっと来ない列車を待ってみることに。
新三俣・藤枝方を望みます。

P1000266.jpg
再現駅銘板の裏には駿遠線と五十岡駅の詳細が書かれています。
最近設置されるこのような説明板は本当に質が高いなと思います。

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黄昏時で電灯が灯りなかなか良い雰囲気。
現役時代は周囲は田畑しかなかったようですが現在は住宅も増え、ホーム裏手には交通量の多い静岡県道41号線が通っています。

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廃線跡(一般鉄道) | 23:54:05 | Trackback(0) | Comments(0)
中川運河~金城埠頭クルーズ~その4~
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ガーデン埠頭から港内を南下~

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稲永埠頭。
各倉庫の間には西名古屋港線からの側線が入っていました。
以前は一部レールも残ってましたが今は見られません。

P1000445.jpg
次に現れるのは石炭埠頭。
巨大なクレーン群が目を引きます。

P1000465.jpg
上路トラス橋に操縦車が乗っているような姿。
1950(昭和25)年6月1日の西名古屋港線開通と同時期から使われているもののはず。
この下にも側線が入りトキなどに石炭を積んでいました。
輸送と荷役の機械化が急速に進みそれまでの人手に頼る作業が大きく減りました。
そのため西名古屋港線開通式に解雇を恐れた港湾労働者が乱入する労働争議「西臨港線事件」が発生しています。

P1000455.jpg
太平洋戦争中に空襲を受けた姿のまま残る10号地灯台。
艦載機の機銃弾を受けたのかコンクリがえぐり取られています。
地上からでは立ち入ることができない場所ですが船上からなら見ることが可能。

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金城埠頭には懐かしのJR東海キハ40、48、11がまだいます。
まだ全車ミャンマーには渡っていない様子。
海に出ました。

P1000484.jpg
残念ながら各車の番号まではわかりません。

P1000488.jpg
金城埠頭到着~。
料金は大人一人ささしま~ガーデン埠頭900円、ささしま~金城埠頭1500円。
普段見られないものが見られることを考えると手頃な値段と感じました。

クルーズ名古屋 中川運河ラインについて
【公式】クルーズ名古屋 | 中川運河と名古屋港・金城ふ頭エリアを巡る水上バス

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未分類 | 22:09:15 | Trackback(0) | Comments(0)
中川運河~金城埠頭クルーズ~その3~
中川通船門の中から~

P1000408.jpg
通船門内の水位標によると入った時の水面は0.4mより少し下辺り

P1000410.jpg
出る時は0.5mくらいかな?15cmくらい水位を上げたようです。
大潮の日で干潮の時間帯とのことであまり水位差がないタイミングで通過してしまったようです。

P1000412.jpg
書こう側の門扉が開いて出走~。

P1000418.jpg
この右の辺りには名古屋市交名城・名港線の名港工場があります。

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伊勢湾へ出てガーデン埠頭へ寄港。
これまでの運河と違って波があるので揺れが大きくなります。
中川運河内は通船門があるおかげで常にべた凪、水位差も抑えられるため潮の干満によりはしけが橋にぶつかる心配もありません。
次はガーデン埠頭から港内を金城埠頭へ。

撮影行 | 22:24:22 | Trackback(0) | Comments(0)
中川運河~金城埠頭クルーズ~その2~
国道1号線昭和橋をくぐりさらに先へ~。

P1000393.jpg
三角錐の櫓を組んだデリッククレーン。
これも最近はなかなか見かけませんね。

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温浴施設キャナルリゾートも中川運河活性化のためできた施設で小型船は止まります。
ここでは運河が十時交差していましたが東西の運河はほとんど埋められています。

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その東西の運河の南側には笠寺~名古屋貨物ターミナルを結ぶ計画で建設されたものの未成線に終わった南方貨物線の高架が・・・。
現在は複線分の高架上にソーラーパネルが並んでるのが見えます。

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東海通の東海橋をくぐった辺りで見えた製材所は今でも材料搬入に中川運河を使っている様子。
運河に木材が浮かんで小さいながら木場の雰囲気。飛島の木場からタグボートで牽いてくるのでしょうか。

P1000404.jpg
いよいよ中川口通船門へ進入。
上は名四国道こと国道23号線の高架。
渋滞の巣窟なので車では近付きたくもないところ(^ ^;)ですが今日は楽しみにしていたところ。
船が入るや否やすぐに川上の閘門が閉じます。

撮影行 | 23:13:54 | Trackback(0) | Comments(0)
中川運河~金城埠頭クルーズ~その1~
以前笹島で見た中川運河水上バスの計画~昨年より運行が開始されてるので乗って来ました。
沿岸の倉庫群や水位差緩衝のためパナマ運河式の中川口閘門、地上からでは立入禁止の区画も水上から見ることができるので見どころがあります。
今秋には東邦ガス港明工場跡地にららぽーとが進出するそうでその際にはJR名古屋港線の下を船がくぐるようになるとか!

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堀止船溜。切符を買ってから船溜まりの西側へ。
1936(昭和11)年完成の三井倉庫と新幹線の組合わせ。

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出発5分前にど派手な船が現れました。

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この船にガーデン埠頭経由金城埠頭まで乗ります。

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運河に面した倉庫が数多く見られますがこちら側の口は塞がれて久しい感じのものが大半。
船内で伺ったところでは現在貨物輸送は1日平均2,3隻程度とのこと。
最盛期は1日250隻も入っていたそうです。

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名古屋市は運河沿いへの進出は倉庫や工場に限っていたのですが中川運河活性化のために店舗、住宅も認めることに。
クルーズ船運航もその一環とのこと。

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名古屋市により建設され1930(昭和5)年に完成した中川運河。広いところでは川幅90mにも達しています。
建設時の写真を見るとホイットカムのガソリン機関車がナベトロを牽いてるものも。

撮影行 | 23:15:44 | Trackback(0) | Comments(0)
大井川発電所と大井川鐡道~その8 崎平構外側線大井川発電所~
大井川沿いに続く構外側線跡の道。

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大井川ダムで取水した水が右の山の中を水路トンネルで通っているため大井川の水量は少ないです。
この側線があった頃は大井川発電所で放水していたのが1943(昭和18)年に久野脇発電所までさらに地下トンネルで導水することになり大井川本流は枯れた状態のまま続きます。

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構外側線には大きな沢もないので橋梁は無く小さな暗渠程度しかありません。
側壁の石積みも鉄道とも道路とも見える構造で今一つ廃線跡の雰囲気が感じられないですね。
右奥には静岡県道77号(国道362号狭隘区間のバイパスとしてトンネル建設中)の橋とその後ろに大鉄本線の大井川第二橋梁の橋脚が見えてます。

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発電所直前まで来るといかにも単線鉄道用らしい断面のトンネルがあります。
延長は100mあるかないかくらいかでそんなに長くはないのですが右カーブしてるので出口が見えません。

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トンネル内から崎平方面を振り向いて撮影。
使われていた時期が短い上に廃止から75年も経っているためか天井に蒸機の煤などは見られませんね。

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トンネルを抜けるともうそこは大井川発電所構内です。
左に見えるのは古い水圧鉄管の輪切りを"0"に使用した利用した50周年記念オブジェのようです。

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大井川発電所側ポータルを拡大。
飾り気のないコンクリート製ですがわざわざ笠石、迫石、要石を彫刻で再現しているところにまだ煉瓦、石積トンネルの伝統が残っていた昭和初期のトンネルらしさがあります。

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振り返るとそこには大井川発電所の本屋。
直進すると発電所の建屋に突っ込んでしまうので構外側線は左に曲がって放水口の木材放流場に至っていたものと思われます。
とは言え建屋に発電所機材を搬入する側線と言うのもありそう。



大井川発電所と大井川鐡道 その1~その8で扱った廃線跡のマップをまとめました。

オレンジ:大井川専用軌道旧線(奥泉~堰堤) その2その3
水色:千頭構外側線(リバーサイド線) その4その5
:崎平構外側線 その6その7、その8



参考文献:
鉄道省文書 鉄道免許・大井川鉄道6・昭和11~12年(大井川鉄道、鉄道省)
動力 第50号(日本動力協会)
シンポジウム「中部の電力のあゆみ」第6回講演報告資料集(中部産業遺産研究会) 大井川鉄道と電気事業(白井 昭)
大井川その歴史と開発(中部電力)

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専用線跡 | 22:01:59 | Trackback(0) | Comments(0)
大井川発電所と大井川鐡道~その7 崎平構外側線分岐付近~
大井川本線としばらく平行して続く構外側線。

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崎平構外側線跡沿いをC56 44牽引の急行かわね路新金谷行が通過。
カーブ内側の道路が元の構外側線です。
C56はC12のテンダー機関車版でこのカマの現在のボイラーもC12 208のものだそうです。
C12 164が引退した今となっては大井川オリジナルのC121の姿に最も近いカマと言えそう。

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殿はE101でした。
右に緩やかに分岐していく道路が構外側線の線形そのままです。

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大井川第二橋梁を渡って来た蒸機と並走するシーンが撮れるためCM撮影なんかにも使われる良く知られたポイントです。
この道路が線路に合流して来るような線形になったのは元が構外側線跡だったため。

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構外側線側から見た大井川本線の元南海210001系。

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現在は川根本町の町道ですが茶畑との境には中部電力の旧社章が入った用地境界標があります。
大井川発電所へのアクセス道路のため側線撤去後も暫くは電力会社所有の道路だったのでしょうか。
なお側線は発電所ごと大井川電力から日本発送電へ移管。1943(昭和18)年頃に側線廃止、道路となってから中部電力所有となったのでしょう。

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専用線跡 | 21:12:00 | Trackback(0) | Comments(0)

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まとめ