投稿日:2013-07-30 Tue
仁別で米代川の流送(筏流し)のことを聞き車窓から米代川を見るのを楽しみに。米代川では1964(昭和39)年まで流送が行われていました。
木曽川ではダム建設で大正時代には終焉を迎えた流送が東京オリンピックが終わった頃まで行われていたとは驚きです。
ほぼ森林鉄道と同じ頃に消えたことになります。
河川流送→鉄道輸送→トラック輸送という変遷と思われがちですが実情はもっと複雑なようです。
二ツ井から木材工業が盛んな能代までは20㎞ほどでさほど長距離にならないことも筏流しに都合が良かったのでしょう。
遠方へ直接送る場合は奥羽本線で運び棲み分けができていたようです。
途中で岩などに引っ掛かったり滅失率が高い支流や上流部は林鉄に置き換えられ、水量豊かな下流部は筏流しで残したのではないでしょうか。
何と言っても動力費が要りませんからね。

特急「つがる」車内から見た二ツ井付近の米代川。
仁別森林博物館に現在所蔵されている筏の梶棒はかなり長く(3~4m?)ここも水深が結構ありそう。
仁別森林博物館で伺ったお話ではたまに米代川に架かる橋に筏がぶつかって筏がバラバラになり筏師救助で騒ぎになることがあったとか。
筏はわら縄で結わえられており、農閑期の冬場は村の家々でこのわら縄を編む仕事が貴重な収入源だったそうです。
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投稿日:2013-07-30 Tue
仁別森林博物館では営林署OBの方にご案内いただき色々面白いお話を伺うことができました。
森林博物館から旭川の方に下ると務沢停車場跡。
ここから仁別集落までサイクリングロードになってるのですがご覧のとおりでして・・・。

務沢には営林署関係の研修所や宿舎があり、その関係で自家用の水力発電所もありました。
林鉄跡の遊歩道から見るとただの砂防ダムかと思ったのですが言われて見ると発電関係らしき装置の跡が。

務沢から森林博物館まで資材輸送の引込線があったそうですがルートはこのヘアピンを描いた道路辺りかな~

森林博物館下の広場に線路が延びていました。
むかしからここは営林署の研修所で、営林署OBの方もこのグランドで野球などしてたとか。
枕木が残るインクラの跡も見に行きたかったのですが残念ながら時間切れで仁別を後に次の目的地青森へ。
もっと仁別に長時間いられるように予定を組むべきでしたね(^^;)
ご案内いただきました仁別森林博物館のスタッフさんには感謝感謝です。
また今度は丸一日(数日間?)仁別巡りできる日程を組んで参ります♪
投稿日:2013-07-28 Sun
秋田駅東口から出ていた仁別森林鉄道。県庁所在地の中心駅から直接出ていた林鉄と言うのも珍しいですね。
今回はレンタカーで仁別森林博物館までお出掛けです。

秋田大学のキャンパスを抜け、住宅地を通る一角。
サイクリングロードになっている林鉄跡が神社の鳥居前を横切ります。
サイクリングロードは丁度ナローゲージの線路幅で往時を偲ばせます。

仁別集落を過ぎると県道15号秋田八郎潟線が尽き林道となります。
途中オッカナ橋という橋の横にコンクリート橋の跡が。
因みに現林道は仁別林鉄本線とは旭川を挟んで反対側を通っておりこの橋は砥沢支線跡のようです

この橋を渡るときオッカナかったからこんな名前になったのでしょうかね?
こういう地名や橋梁・隧道名は好きですね(^ ^)

秋田駅より1時間弱で仁別森林博物館に到着。
まずは北海道留辺蘂のボールドウィン蒸機にご挨拶。
木曽赤沢・群馬根利と続きこれで見掛けるのは3台目。

中には1955(昭和30)年酒井製作所製8tDLの能代営林署仁鮒森林鉄道D29も。
二ツ井駅周辺には仁鮒(能代署)、藤琴(二ツ井署)、小阿仁(合川署)と各営林署の林鉄が乗入れており、連絡線でレールが繋がっていました。その連絡線で列車をけん引していたようです。
投稿日:2013-07-25 Thu
「ひたち」E657系導入で押し出されてきたE653系が「いなほ」に転用されるため485系の活躍ももう間もなく見られなくなりそうです。スイッチャーは動かなかったけどまだ撮るべきものは他にもあるんですね。

まずは村上で待ち時間中に「いなほ6号」を駅撮り。

羽前水沢から少し西の方。まずは「きらきらうえつ」が通過。

その20分程後に「いなほ3号」がやって来ます。
山の濃い緑と田んぼの明るい緑のコントラストが綺麗です。

今度は羽前水沢駅東方に場所が変わります。
先程の貨物が羽前水沢を発車して行く様子。

その後をすぐに「いなほ5号」が追っ掛けて行きます。
稲が黄金色になる頃ににまたここで撮りたいですね。

近くの踏切ではアウトカーブで「いなほ10号」を真正面から。
投稿日:2013-07-24 Wed
笹川流れの断崖絶壁区間が終わり、穏やかな庄内平野が開けると最初の駅が羽前水沢。田園地帯の小集落にある羽前水沢駅。
長閑な風景には特異な化学工場が隣接しており、専用線が延びています。

着いてみるとコキ車がもう出してある。
係員さん曰はく「今日は動車はうごかないよ~」やっぱりね~(^ ^;)
まあスイッチャーはホームから見られるので。

酒田港から転属してきたセミセンターキャブの協三30t機です。
台車は吊り掛け電車やDD13初期型の履いていたイコライザー台車のようにも見えますがそんなことはなく、ただの板台枠台車です。

小山の高岳製作所専用線にいるのと同型機のようですが・・・

ここのは非エンジン側のライトが左右に分かれており前後で印象が異なっています。
エンジン側が厳つく見えるのに対し、非エンジン側は優しい表情と言う感じですね。

スイッチャーの入換はありませんがJR貨物の授受入換はあります。

スイッチャーは授受線に出し入れを行うだけなので、工場が休みでも前日に貨車を出して置けばJR貨物が引き取って、次の貨車を置いて行ってくれるということですね。

入換中の貨車と上り普通列車が並走で入って来ました。
タラコ色のキハ47はJR西日本管内で増えてますがそちらは車体更新改造されているので、こちらの方がオリジナルに近い感じがありますね。
投稿日:2013-07-23 Tue
東北なのになぜか最初が新潟から始まってます~夜行バスで新潟まで行って羽越本線方面へ・・・と考えていたら、途中三条・燕に止まるのに気づいて時間つぶしに弥彦線初乗車♪
三条・燕のバス停は北陸道上にあり、燕三条駅へは徒歩10分ほど。
弥彦線は上越新幹線の巨大な駅の下へ一面一線で地味に乗り入れてます。

ホームでまず目を引いたのが架線。
奥が東三条方面で、ここまで通常のシンプルカテナリで来ているのがここから路面電車並みの直吊架線になります。
始発電車で東三条へ行き、そのまま折り返しで弥彦まで行きます。
途中燕駅ではかつての新潟交通の跡が気になりましたが特に痕跡なし。

弥彦山の麓にある弥彦駅。駅舎は越後鉄道開業時以来の弥彦神社を意識した和風建築で有名ですが今は改修工事中。

ホーム側・・・朝日を浴びた濃い緑の中に115系の黄色が映えますね。

弥彦駅最寄りの踏切で待っていると発車時刻になっても踏切が鳴りません。
115系がソロリソロリと走り出してもまだ鳴らず。
電車がホーム端まで徐行で近付くとようやく鳴り出すという仕組みでした。
臨海鉄道や軌道線ではよくありますが天下のJR線でそんな踏切があるとはちょいと驚き。

今行った電車は吉田折り返しなので30分ほどで戻ってきます。
今度はもう少し吉田側で撮影。
そこで挨拶したお散歩中の地元のおじさんによると「桜の時期はここでよくカメラ構えている人を見るよ」とのこと。
駅まで小走りでいって折り返し吉田行に乗車。
冷房が効いてなかったので窓全開・・・こんなのも久し振りです。
田園地帯を快走するので冷房より余程爽快感がありました。

吉田駅停車中のクモハ114-501+クハ115-501。
側窓の角が円い初期型タイプも今では至極珍しいですね。
投稿日:2013-07-14 Sun
1996(平成8)年に大井川鉄道へ初めて行ったときの写真です。千頭に着いて人だかりのする蒸機から離れ真っ先に撮ったのが元北陸鉄道(以下北鉄)の6010系でした。
模型の世界でもTOMYTECから鉄道コレクションで発売されメジャー(?)になりました。

クモハ6011(旧北鉄モハ6011)
その1年ほど前まで金沢に住んでいたので、すっかり北鉄贔屓(?)になっており、大井川鉄道訪問の目的も半分はこの電車。
それまで知っていた北鉄のいかにもローカルな雰囲気の電車とは内外装とも一線を画す洗練されたデザインで、とても同じ会社が発注した電車とは思えない代物です。

クハ6061(旧北鉄クハ6061)
1500V昇圧で電装品は改造されていたものの見た目は原形を保ってましたが、この撮影より程なくしておでこの前照灯を増設し、三灯に改造されています。

こんな感じになっていたのですが、先程の写真にも既にこうなる兆候が写ってました。
と言うわけで

拡大~♪
撮った時は気にもしていませんでしたが、オデコに取り付け座らしきものと配線がチョロンと出ていますね。
因みに前面幕板両脇近く(車号の横とその対にある)にある突起は祝日などに使う旗差しのようです。

現在北鉄時代に活躍した山中温泉の道の駅で保存されていますがこちらでは増設灯は撤去。
それでも取り付け座跡が残り、配線の切株らしきものが見えてます。
もう1本あった鋼製の6000系「くたに」は当時すでに引退して新金谷側線に押し込まれていたようですが、家族旅行の手前そこまで見に行くこともできず仕舞い(- -)
未練のため模型でGM5500系キット改造でつくったのですが、その後こちらも前述の鉄コレで製品化されちゃいましたね(爆)
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