投稿日:2012-08-28 Tue
天竜浜名湖鉄道桜木駅(当時は国鉄二俣線遠江桜木駅)から分かれていた専用線です。作業キロ:0.4km 総延長キロ:0.4km
作業方法:国鉄機、日通機、手押し
専用線一覧表では1957(昭和32)年から1970(昭和45)年まで記載が見られます。
入換には日通の加藤製作所製5tガソリン機関車が使われていたそうです。
1949(昭和24)年製のチェーン駆動で車体はL型・・・ということから
鋳物台枠の一般的なスタイルの「カトーくん」だったと思われます。
自重が5tと在来線1067㎜ゲージのスイッチャーにしては小型なのと
ディーゼルが主流の戦後でもガソリン機関車というのが珍しいくらい?

掛川から3つ目の駅で、現在も交換設備、貨物側線が1本残っています。
二俣線開業時以来の木造駅舎も残ります。

専用線は3番線(貨物用待避線だったようで)から延びていたと思われます。
一部はレールを残したままの花畑になっています。

線路と並木の間にあるスペースが専用線跡。

踏切手前で分岐して道路を横断するともう工場に突き当たります。
踏切部分は専用線を埋めた跡がはっきり残ってました。

工場側から見るとこんな感じ。
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投稿日:2012-08-25 Sat
東海道本線鷲津駅から分かれていた紡績工場の専用線です。作業キロ:0.7km 総延長キロ:1.0km
作業方法:日通機(かつては国鉄機)
専用線一覧表では1930(昭和5)年のものから1970(昭和45)年まで記載を確認。
工場は昭和初期にできたようで、専用線も同時に建設されたものと思われます。
航空写真では1975(昭和50)年には既に線路が撤去されているのが見られます。
どんなスイッチャーがいたのか気になるところですねぇ。

鷲津駅南東方向より見た様子。
線路から別れ、奥にカーブしていく道路が廃線跡。

道路の左にあるスペースが廃線跡。
廃線後道路の拡幅により用地が侵食された模様。
この先は建物ができており廃線跡の名残はなし。

紡績工場もなくなり、現在では新しい住宅が並ぶだけで何もなし。
物足りないので浜名湖でも眺めますか・・・。

さて最初の写真の場所に戻り今度は今も残る引上線を見に行きます。
最初の写真は左に見える歩道橋から撮ったもの。
そこから東京方(手前方向)に上下本線に沿って引上線が延びています。
かつては日通のスイッチャーが工場からゆっくりと貨車を牽いて現れ
駅の側線に押し込むといった光景が見られたのでしょう。

その引上線末端にはこんな古めかしい木製車止めが。
こんな車止め最後に見かけたの何時だっけ??
確か旧新橋停車場のゼロキロポストがこんなだったなあ・・・という覚えがあるくらい。
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