FC2ブログ
 
■プロフィール

にしみやうしろ

Author:にしみやうしろ
小田急沿線で生まれ、金沢で北陸鉄道にはまり、愛知では名鉄に臨海鉄道さらに森林鉄道、今ではすっかり私鉄・貨物ファンに・・・。
鉄道に由来していろんなものに興味を持つようになってしまいました。

■最近の記事
■最近のコメント
■最近のトラックバック
■月別アーカイブ

■カテゴリー
■閲覧数(2014/8/12~)

閲覧数(2014/8/12~)

■ブログ内検索

■RSSフィード
■リンク
■ブロとも申請フォーム
大同コンクリート三重保々工場専用線(三岐鉄道三岐線保々駅)
三岐鉄道保々駅にあったコンクリートパイル、ヒューム管工場の専用線。
現在工場は閉鎖されて別の会社が入ってますが当時の煙突だけが保存(?)されてます。
元々は大同コンクリート工業(現・ジャパンパイル)沼津工場の分工場として開設され他工場で操業開始は1940(昭和15)年3月3日。
四日市コンビナートの原型となる四日市海軍燃料工廠建設のためのコンクリートパイル製造を同社が海軍から要請され石灰産地の藤原鉱山と四日市の間にある保々に工場を置いたようです。
海軍からは伊勢湾に付き出す突堤に使う巨大なコンクリートパイルの受注が舞い込んでいます。
海軍から受注したものは以下の通り
φ600mm×25m:80本
φ450mm×20m:150本
φ400mm×18m:200本
25mとなると長さ13.6mのチキ1500形でも2台に跨ってしまいますね。
レールならある程度曲がるもののコンクリートパイルでは運ぶのが大変そう・・・(^ ^;)

その後も藤原鉱山に砂利の産地となる員弁川が近いという地の利から本工場の沼津より独立しコンクリートパイル、ヒューム管を生産。
これらを積みだしていた専用線は専用線一覧では1953(昭和28)~1983(昭和58)年版で確認できます。

作業キロ:0.1km
作業方法:社機

以下の写真は1枚目を除き車庫での撮影会の折に撮影したもので普段は立入できない場所です。
P1020602.jpg
保々駅ホームから見た大同コンクリート三重保々工場跡。
煙突が1本だけ屹立しています。
冬になると電飾されたりしてますが何故これだけ残っているのかは不明。
旧積出ホームの辺りにはソーラーバッテリーのパネルが並んでいます。

P1020653.jpg
三岐鉄道保々工場の富田側、工場への線路は左の方で分岐していました。
古い時代は富田側の現在の保線基地付近で本線から分岐してはいることも出来たようです。

P1020679.jpg
保々駅の北東側にはワム200形を置き換えた国鉄ワム80000払い下げのワム700形が車輪付き倉庫として置かれています。
このワム700が置かれてるのがかつての専用線のレールのようです。

P1020682.jpg
煙突の手前にはワム700から砂利に埋もれた専用線のレールが続いてるのが見えます。
これより富田側は撤去されたか埋められたかわかりませんがレールは見えませんでした。

参考文献:
創立二十五年(大同コンクリート工業株式会社)

スポンサーサイト

テーマ:鉄道 - ジャンル:趣味・実用

専用線跡 | 22:27:30 | Trackback(0) | Comments(0)
石原産業海運四日市工場採石場→四日市採石専用線(三岐鉄道西藤原駅)~補遺~
2017年9月11日にUPした四日市採石専用線ですがその後の資料調査結果報告~。

鉄道省文書の三岐鉄道の免許で「西藤原停車場構外側線敷設ノ件」と言う記録がありした。
当初は石原産業海運(現・石原産業)の専用線で、同社の石灰石採掘場からの原石発送に使われたようです。
三岐鉄道から鉄道省への構外側線敷設申請は1941(昭和16)年6月1日に出され翌月には認可されたようです。

三岐鉄道からの提出書類によると・・・
構外側線延長280m
工費26,000円
一日の出荷量は石灰石約100t、1日2回程度の運転を予定としています。

専用線やホッパーの図面は色が薄くて見辛かったのでコントラストを強くしてあります。
IMG_20180602_132356.jpg
図面①
右が西藤原駅で点線の専用線が分岐して上へ延びています。
機回し線のようなものが見えますが構外側線内の運転は西藤原駅から機関車が無蓋貨車を推進して入線していたとのこと。

P1020190.jpg
図面①の下部中央右寄りの踏切から専用線分岐を見た様子。
これより駅寄りの区間は2017年9月11日の記事を参照してください。
図面①では腕木式の場内信号機が書かれている場所に現在は遠方信号機があります。
専用線は三岐鉄道本線と砂利道の間の草叢のようです。

P1020183.jpg
左奥が西藤原駅方面。
専用線は左の草叢と砂利道部分に分岐して2線区間になっていた様子。

P1020173.jpg
2股に分かれていた線路が合流しホッパーへと達していました。
右奥の木立の辺りに木造ホッパーがあったようですが跡形もなし。

IMG_20180602_132400.jpg
ホッパー上部には手押しトロッコがケーブル(索道)の卸し場との間を連絡していたようです。

P1020175.jpg
ホッパー跡から西藤原駅方を見た様子。
手前に見える錆びた部品はホッパーではなく水利関係のもののようです。

nishifuji.jpg
ホッパー(貨車積貯鉱槽)の側面図(上)と平面図(下)
長さ20mとあるので当時三岐鉄道10t積み無蓋貨車ト101、200形3台が同時に積み込みできるくらいでしょうか。
1日2回運転で100t、となると1回当たりト5両が入線、2線区間8で編成を2~3両ずつに分割してホッパーへ押し込んでいたものと思われます。

IMG_20180602_132608.jpg
ホッパーの断面図(貨車積貯鉱断面図)。手押しトロと無蓋貨車も簡単に描かれてます。

DSC_4383.jpg
木造ホッパーと言うともうほとんど残っていませんがサイズや構造が近い例として旧・北陸鉄道金名線大日川駅の河合鉱山側線跡にあった鉱石ホッパー画像を上げます。

参考文献:
鉄道省文書 地方鉄道免許 三岐鉄道 自昭和十三年 至昭和十四年
 

テーマ:鉄道 - ジャンル:趣味・実用

専用線跡 | 22:26:40 | Trackback(0) | Comments(0)
豊和工業本社工場専用線(名鉄名古屋本線須ケ口駅)~その2~
豊田式織機→豊和工業本社工場専用線跡の続き~
P1010448.jpg
専用線は須ケ口駅北口へのアクセス路兼自転車置き場になってます。

P1010446.jpg
専用線延長線上の豊橋方にあるのは信号扱所?
ここから右を見ると豊和工業本社工場の正門があります。

P1010450.jpg
ホームから豊橋方を見た様子。
以前はデキが常駐していた新川工場(現在は機能が縮小して正式には検車区)の方にどうしても目が行ってしまいますが(笑)
専用線の入換にも新川工場常駐のデキが使われていたのでしょうか。
名鉄電機在来のデキが壊滅してから新川工場で機関車を見ることはほとんど無くなりましたが・・・

P1010437.jpg
この日は久し振りにいました!
EL120が大江常駐のチキを挟んで検査入場でしょうか?

P1010444.jpg
新川工場の側線にあった標語看板。
名鉄線ではよくこういうクスッとなる標語が掲げられてて和みます。

P1010451.jpg
何やら6000系普通を撮影しているファンがちらほらいるなと思ってたら。

P1010453.jpg
三河高浜駅開業100周年記念方向版が入ってました。
車両イラストはサーモンピンクとマルーンの旧塗色5500系のようですね。

テーマ:鉄道 - ジャンル:趣味・実用

専用線跡 | 22:27:14 | Trackback(0) | Comments(0)
豊和工業本社工場専用線(名鉄名古屋本線須ケ口駅)~その1~
名鉄名古屋本線と津島線が接続する清須市の須ケ口駅。
名古屋市の北隣で駅には名鉄新川工場が隣接、駅前には東海道、中山道の連絡道だった美濃路も通り交通の要衝です。
この駅にもかつては専用線がありました。
専用線一覧表では1964(昭和39)年版でしか確認できてませんが昭和初期からあったはず。
なお須ケ口駅の貨物取扱いは1965(昭和40)年度に廃止されています。

作業キロ:0.1km
作業方法:社機

P1010434.jpg
美濃路の橋上から見た名古屋本線の新川橋梁。
左に見える塔は豊和工業本社工場の給水塔。
この新川もかつては名古屋港と結ぶ運河として使われ豊和工業前身の豊田式織機時代は専用の河岸を設け艀による輸送も行われていた様子。

豊和工業は工作機械や変わったところでは自衛隊の銃器製造でも知られますが1927(昭和2)年3月に名古屋市内から工場が移ってきた当時の社名は豊田式織機株式会社・・・当時中京地方で盛んだった繊維産業の織機を製作する会社でした。
似たような名前の企業が多いことで混乱しますが「豊田」の名前がある通り現在のトヨタ自動車の元をつくった豊田佐吉(1867~1930)が関係しています。
豊田佐吉は機械動力による力織機を発明し特許を得ていますが一介の発明家で個人で工場を起こすような資金は持っていませんでした。
知人の工場で発明した織機を使っていたところこれが三井物産の目に留まり1906(明治39)年に設立されたのが豊田式織機株式会社です。
彼自身も常務取締役についてましたが業績不振により解任。
発明家として自由を得られず苦悩していたようで解任後間もなく渡米、海外の織機事情を目の当たりにして帰国後自前で資金を調達し1911(明治44)年に豊田自動織布工場(現・トヨタ紡織)、1926(大正15)年には豊田自動織機製作所(現・豊田自動織機)を設立しておりいずれの企業とも現在も盛業中です。

話が脱線しましたが豊田式自動織機本社工場の専用線に戻ります。
1927(昭和2)年3月に工場ができた頃は名古屋鉄道(初代)の時代で名古屋本線に当たる区間でつながってたのは押切町~新一宮(現・名鉄一宮)の区間でした。
名古屋市内は市電乗入で名古屋駅近くの柳橋駅にターミナルがありましたが国鉄との貨物連絡は新一宮か弥富経由で行っていたものと思われます。

P1010457.jpg
須ケ口駅の北側。右が名古屋本線で左が津島線。
津島線から須ケ口終点の5000系普通が名古屋本線下り線と平面クロスして入線してくるところ。
現在はホームを方向別とするためこのような配線になっていますがこれは専用線廃止後に大きく配線変更したもの。
かつては名古屋本線と津島線でホームが分かれていました。

P1010455.jpg
目線を右に移すと名古屋本線上り線、その向こうが豊和工業本社工場。
専用線は上り線と工場の間の通路、自転車置き場の場所にあったようです。

P1010447.jpg
実際に専用線があった場所に行ってもただの自転車置き場があるだけ(^ ^;)
工場が操業開始した昭和初期の写真では織物工場(自社製造品のテスト用の工場か?)があり、その前に架線と貨車が写っている写真があったことからかつては中まで線路が入っていたのかも知れません。
その工場前には荷造場があったので製品の織機を積んで出荷していたようです。


専用線跡 | 23:49:09 | Trackback(0) | Comments(0)
東邦瓦斯(東邦ガス)港明工場専用線(東海道本線(名古屋港線・東臨港線)名古屋港駅)
東邦瓦斯(東邦ガス)港明工場の原料供給に使われた専用線。
金城埠頭の空見工場や知多工場に主力が移り閉鎖され今秋には工場跡地にららぽーと名古屋みなとアクルスができるそうです。

作業キロ:0.7km
総延長キロ:1.1km
作業方法:国鉄機

1940(昭和15)年にできた熱田製造所を拡張して生まれた港明工場。名古屋市内だけでなく衛星都市へもガス管を介して都市ガスを供給していました。
名古屋市内からガスが送られること周辺部の小工場が整理され、その一つ一宮製造所が不要となり専用線(東海道本線尾張一宮駅)が使用停止になっています。

港明工場操業開始は1958(昭和33)年9月ですが専用線は熱田製造所時代からあったようで専用線一覧1951(昭和26)年版にも載っています。
当時の都市ガスは石炭を蒸し焼きにして発生するガスを使用していました。
専用線には原料の石炭が到着、副産物のコークスの発送もあったものと思われます。
港明工場は名古屋港駅より北に位置し中川運河の支線の先にありました。
平行する地下鉄名港線では2駅分くらい離れてることになります。

P1000822.jpg
名古屋港駅北端付近。
低い築堤のアンダーパスの上は名古屋港線の本線と東邦瓦斯専用線に続いていた側線が2本並んで複線区間のようになっています。

P1000821.jpg
専用線へのレールはすぐに車止めに突き当たり終わっています。
かつてはこの先(右側)が専用線でした。

P1000828.jpg
中川運河の支線の鉄橋をDE10 1557が単機で渡って行くところ。
この日はキヤ97の到着、発送ともなくレールの錆び落としのために走ったのでしょうか?
運河のガーダー橋は複線分あり手前のガーダーが専用線のもの。

P1000832.jpg
巨大なららぽーと建設現場とのんびりトコトコ走って行くDE10のミスマッチ感が面白いですね。
DE10の横辺りから専用線は築堤から降りて地平のヤードに入っていました。

P1000835.jpg
専用線は既に跡形も無く工事が進んでいます。
東臨港線は開発後も走り続けますが一体どんな光景になるのでしょうね。

P1000495.jpg
名古屋方から専用線北端付近を見た様子。
フェンスの向こうが東邦ガスの貨物ヤードでした。
かつてはこの辺から入換機の日車15t機などが見えたようです。

P1000493.jpg
踏切上から名古屋港方向を見た様子。
名古屋港線自体も複線分の用地が確保されてましたが今では駐車場になったり宅地として売却された場所も多いようです。

専用線一覧の上では作業方法が国鉄機となっていますが東邦ガス構内の入換用に日車標準型15t機が配置されていました。
 D151 日本車両1964(昭和39)年11月製造
日車15t標準型初期タイプの初期型で名鉄DB75と同型でした。

貨車は石炭輸送にトキ25000が入っていたようです。
石炭は西名古屋港の石炭埠頭から来ていたのでしょうかね。

テーマ:鉄道 - ジャンル:趣味・実用

専用線跡 | 22:44:40 | Trackback(0) | Comments(0)
次のページ

FC2Ad

まとめ