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にしみやうしろ

Author:にしみやうしろ
小田急沿線で生まれ、金沢で北陸鉄道にはまり、愛知では名鉄に臨海鉄道さらに森林鉄道、今ではすっかり私鉄・貨物ファンに・・・。
鉄道に由来していろんなものに興味を持つようになってしまいました。

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野辺山SLランド撮影会
8月31日で惜しまれながら閉園した野辺山SLランドで行われた最後の撮影会へ9月15日(土)に行ってきました。
あいにくの天気でしたが非公開だった元・王滝森林鉄道DL御開帳もあり是非にと参加。

P1030979.jpg
台湾糖業公司蒜頭糖廠362号機とNo.143
1948(昭和23)年ベルギーのアングロ・フランコ・ベルジ(Anglo-Franco-Belgie)製Cタンク機を灯油抱焚き蒸機に改造したもの。
野辺山SLランドの主力機でした。
台湾糖業公司蒜頭糖廠の製糖鉄道は今でも観光鉄道として運行してますね。
No.143は以前の記事野辺山SLランドの酒井No.143で紹介済み。

P1040053.jpg
同363号機
こちらは某個人所有機で元々362号機と同型ですが灯油焚き化改造前のオリジナルの姿を留めます。

P1040019.jpg
参加者で車庫から無動力のDL2台を押し出し~。

P1040031.jpg
王滝森林鉄道No.118
1957(昭和32)年製酒井工作所製5t機。
木曽谷の森林鉄道(西裕之/著 ネコ・パブリッシング)によれば上松→上松運輸営林署所属の5t機。
上松署管轄の小川森林鉄道系統が廃止されたことで上松運輸営林署に転属して王滝森林鉄道で使われたものと思われます。
いつも王滝で見てるNo.132と同じ見掛けですがこちらはトルコン装備。
コンプレッサ位置も左右逆で前から向かって左に付いてます。
現役時代の塗装は変わっていて下周りが茶色、上は黄緑で、通常あるはずの細帯が引かれていませんでした。

P1040038.jpg
No.118背面。

P1040015.jpg
旧番No.45→No.37→No.60
酒井工作所製4.1t機で当初はガソリン機関車、後にディーゼル化されてます。
赤沢森林鉄道記念館にある機関車の台帳では製造1933(昭和8)年、1936(昭和11)年7月購入。
三殿営林署の資料(与川経営区第五次編成経営案説明書 昭和二十三年調査 昭和二十五年実施)では1937(昭和12)年1月購入とある機関車。
蘭、与川森林鉄道で使われた機関車で唯一現存する機関車。
というわけで西宮後停留場 蘭、与川森林鉄道も写真追加で更新しました。

P1040044.jpg
こちらも個人蔵とのことですがオーナー様のご厚意で公開されました。
SAKAI.WORKSの陽刻が前輪側にあるタイプ。

楽しい撮影会で念願の三殿営林署の機関車も見れて大満足。
主催、参加の皆様ありがとうございました。

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森林鉄道(長野営林局) | 00:00:07 | Trackback(0) | Comments(0)
与川森林鉄道大原苗畑と木曽あずさ
南木曽へ出かけた序でに与川森林鉄道沿いの大原苗畑へ~。
以前廃線跡調査に行って以下でレポートも上げてますが再訪。
・与川森林鉄道1級線3
・与川森林鉄道1級線4

というのも林野庁映像ライブラリにこの大原苗畑を写したと思われるものがあったため改めて現地確認したかったのです。
木曽国有林(1947(昭和22)年)製作:農林省山林局
林政統一により宮内省帝室林野局から農林省山林局に移管されたばかりの頃の撮影らしく、木曽地方帝室林野局の庁舎が長野営林局としてそのまま使われ局、署員はまだ帝室林野時代の制服(詰襟、官帽の警官のような恰好)を着ているのが見られます。
大原苗畑、与川森林鉄道のシーンは8:40~12:12で苗木の栽培、林鉄による出荷、山元での荷卸しが写ってます。

P1030678.jpg
11:58~12:06の運材貨車に積載しているシーンが撮られたのはこの辺でしょうか。
現在は国交省の残土処理場になって階段状に土砂が盛られて地形が一部変わっています。
映像では貨車の後ろに4kmポストが写ってました。
蘭森林鉄道から分岐する和合分岐点よりここまで4kmほど(googleマップでの計測では4,070m)であり、背景の山容からもここで撮影したものと思われます。

P1030669.jpg
大原苗畑停車場を上段から見下ろした様子。
先に見える道路が与川森林鉄道跡(←三殿貯木場方面)です。
11:51~11:58では筵で包んだ苗木を鉄索に吊るして停車場へ降ろしている風景が見られ、運材貨車の背後にも鉄索の櫓が見えます。さすがにこれは跡形もありません。
画像の右から下のT字路付近へ降りてきてたのでしょう。

P1030677.jpg
苗畑は全て残土処理場になり果ててしまったのか・・・と少し上って見ると一角にヒノキの林が。

P1030674.jpg
苗木の種を採集するための林・・・母樹林と言うもののようです。
苗畑が無くなった今は苗木をどこで育てているのでしょうね?
とは言え全部残土処理場にされてなくてちょっとほっとした気持ち。

南木曽13:50着の木曽あずさがそろそろ来るので大原苗畑からほど近い撮影場所へ移動。
今回目を付けてた場所は中央本線上り線与川橋梁。
谷の両側がトンネルという地形から碓氷峠の雰囲気が再現できないかな?と・・・
P1030737.jpg
南木曽到着直前で「あずさ」幕が既に「回送」に変えられてしまってましたorz
観光列車だから南木曽で記念撮影するお客さんもいるだろうに・・・と踏んでましたがやられました。



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森林鉄道(長野営林局) | 21:52:47 | Trackback(0) | Comments(0)
津田沼の長野営林局王滝営林署 助六のB客と運材貨車
津田沼の王滝森林鉄道車両2回目

P1020080.jpg
田島停車場の停車場標も掲げられています。
上松起点:20,560.8m 延長2,303m
王滝村中心部に近く、今も巨大な修理工場の建屋が残る大きな停車場ですが構内延長2,303mもあったのか・・・。

P1020057.jpg
製造年月日が1940(昭和15)年9月10日と具体的な日付まで出てますが木曽谷の森林鉄道(西 裕之・著/ネコ・パブリッシング)や機関車表 フル・コンプリート版(沖田 祐作・著/ネコ・パブリッシング)によれば機関車は1951(昭和26)年製・・・となるとこの日付は何の日付なのか気になります。

P1020059.jpg
B型客車の王営No.4。
元は鮮やかな赤色だったのが色あせて薄いピンク色になってます。
車体には安全の文字と緑十字も残り標記類は現役時代の名残を良く残しています。

P1020058.jpg
「王営」は王滝営林署の略、「助六」は木曽の林鉄で最後まで残った鯎川線最奥部の助六谷。
林鉄は元よりナローファンの間で助六谷は伝説的な響きを持っています。
王滝営林署所属の客車は車体の隅に「五味沢」など所属する製品事業所名を表記していたようです。
王営No.4は板張りが横長に張られたタイプ。
ブレーキ制輪子は両輪とも画像の向かって右に付いています。
台車に使われてる運材貨車は岩崎レール製モノコックタイプ貨車と見られますが銘板がペンキベタ塗りで読み取れず。

運材貨車はどちらも岩崎レール工業製モノコックタイプ貨車。
客車の台車と異なりブレーキ制輪子が2つとも台車内側に付くタイプです。
P1020074.jpg
王営No.7

P1020075.jpg
王営No.6
こちらは銘板が残っていました。
製造:1960(昭和35)年6月 製造番号:20926

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森林鉄道(長野営林局) | 22:36:44 | Trackback(0) | Comments(0)
津田沼の長野営林局王滝営林署No.92
千葉県習志野市藤崎7丁目の森林公園。
最寄駅は京成本線の京成大久保駅ですが道が入り組んで分かり辛いのでJR総武線津田沼、新京成の新津田沼からのがアクセスし易いかも知れません。
何故か木曽から遠く離れたこの地に王滝森林鉄道の「田島停車場」があります。
その田島停車場で保存されている車両たちです。

P1020071.jpg
長野営林局野尻営林署No.107(旧番)→No.92→王滝営林署No.92
製造:酒井工作所
購入年:1951(昭和26)年
自 重:5t
局形式:GB5→DB5

1951年度に購入された5台の5t機No.91~No.93、No.95、No.96のグループ。
上松の赤沢自然休養林にNo.93、中央本線奈良井駅付近にNo.95、遠山の梨元ていしゃばでNo.96とNo.91以外はいずれも保存されており生存率が高いです。
No.107として野尻に配置された当初は加藤K-3エンジンを積んだガソリン機関車でしたがディーゼルの三菱セントラルKE-5に換装されています。
1966(昭和41)年4月には野尻森林鉄道廃止に伴い王滝営林署へ転属、1977(昭和52)年2月廃車とのことですが現地の説明板によれば1976(昭和51)年11月7日にはこの地へ搬入されていたようです。

P1020067.jpg
色褪せてはいるものの屋根の下なので保存状態は良いです。
エアブレーキ化改造されているため前部向かって右にコンプレッサがありますが野尻署時代の改造か王滝での改造かは不明。
ラジエター周りは黒塗りでコンプレッサ部以外塗り分けられてません。

P1020072.jpg
塗装は現役末期の王滝色ほぼそのままと思われますがドア下端、エンジンカバー前下端の黒塗りが省略されています。
また王滝色でも元々ちょっと変わった塗り分けで黒の細帯がえらく高い位置に入っています。
野尻森林鉄道のほかの機関車でも見られる塗り分けなのであるいは「野尻色」なのかも??

P1020073.jpg
背面は3枚窓。ところどころ塗装が剥げた個所からかつての塗色と思われるモスグリーンが見えています。

P1020068.jpg
No.92最大の特徴(?)キャブ前面に突き出た謎の配管跡。
かつては屋根上にエアタンクか水タンクでも載せていたのでしょうか。
これは車内を調査しなければわからなそうですが公開されることがあるのかな?

森林鉄道(長野営林局) | 22:38:00 | Trackback(0) | Comments(2)
柿其森林鉄道北沢支線北沢第一橋梁(仮称)
石積み築堤で分かれて行った柿其森林鉄道北沢支線へ。
kakizore-kitazawa-map.png
柿其線、北沢支線分岐点から事務所跡へ戻り北沢橋を渡って今度は柿其楢ヶ沢(北沢)林道を上ります。
間もなく北沢支線がこちら側の岸へ渡って来るはずなので木々の間から北沢の流れを確認しつつ進むと道路が右カーブするところで枕木が並ぶ橋梁が見えました。

これまで見てきたようなコンクリート橋かな?と思って河原へ降りて行くと・・・

P1010809.jpg
何と木橋でした。これだけしっかりした軌道木橋を見るのは久し振りです。
北沢奥の終点側1連がカーブした4連の木桁橋。全長10m強くらいでしょうか。
橋脚は全部コンクリート製で、上流側を岩場に守られた強固なつくり。
上空も両岸の樹木の枝で屋根がされて雪から橋を守っているかのような状態のためか保存状態は極上。

P1010806.jpg
木橋の部材は朽ちてくるとやせ細って行くのですがこの橋桁材は太く頼もしささえ感じさせます。
と言ってこの上を渡りたいなどとは絶対思いませんが・・・。

P1010796.jpg
北沢の中から見上げると至福~。
夏日でしたが北沢の水は1分と浸かっていられない冷たさでした(>皿<)

P1010800.jpg
縦構図の方が橋梁直下にある渕の柿其ブルーが際立ちます。
撮影した位置は浅瀬でしたが橋梁付近は相当深いので近付くのは危険。

P1010813.jpg
沢から林道へ上がると「何しとん?」とばかりに首を傾げるニホンカモシカが・・・
物好きがお邪魔してます(- -;)

No106-3.png
柿其の5t機No.106。モノクロ写真しか見てないので現役時の塗装はわかっていません。従ってこの塗装はあくまで想像。
1952(昭和27)年三殿営林署製となってますが台枠にはSAKAI WORKSの文字が。
酒井から台枠などを購入、手持ちのエンジンやキャブなど部品を掻き集めて組み立てたのでしょうか?
当初は蘭、与川森林鉄道で使っていたものと思われますが1957(昭和32)年度に野尻署から柿其線が移管された頃に柿其へ移ったものと思われます。
前面イラストが準備できてませんが正面から見ると台枠上に2つ目ライトに改造され独特の風貌になっていました。
1966(昭和41)年度の柿其線運材終了後も撤去作業などに使われたのか1970(昭和45)年8月まで在籍。
その後木曽福島の関山公園で保存されていたのですが2005(平成17)年頃に撤去。
見に行ったら直前に撤去されていたという苦い記憶のある機関車です。

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森林鉄道(長野営林局) | 22:05:56 | Trackback(0) | Comments(0)
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