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にしみやうしろ

Author:にしみやうしろ
小田急沿線で生まれ、金沢で北陸鉄道にはまり、愛知では名鉄に臨海鉄道さらに森林鉄道、今ではすっかり私鉄・貨物ファンに・・・。
鉄道に由来していろんなものに興味を持つようになってしまいました。

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那珂川の秋田営林局能代営林署番号不明機
秋田営林局能代営林署所属機だったとのことから旧・仁鮒森林鉄道の機関車と思われます。
秋田営林局はディーゼル機関車はD~、ガソリン機関車はG~というように付番されていましたがこの機関車がD何号かは不明。

秋田営林局能代営林署D?
製造:酒井工作所
購入年:1960(昭和35)年 ※那珂川清流鉄道保存会公式ページでは1958(昭和33)年製造となっている。
自 重:4.8t

DSC_1418.jpg
正面3枚窓は本来Hゴム押さえですが那珂川では黒縁のアクリル板?で似せた様子。
秋田局の運材貨車は貫通エアーブレーキでなく自動ブレーキを使用していたため機関車にもエアコンプレッサを覆うカバーの出っ張りがありません。
秋田時代の塗装の緑一色としたようですが現役時はもっと暗いダークグリーンだった様子。

DSC_1421.jpg
前部の点検カバー下部手前側に見える穴は排気口。
大概の場合L字型機関車の排気口はフード上部に立ち上がっていますが秋田営林局では下から排気させるのを好んだようです。
排気筒を上に向けると雨水が侵入してエンジンを痛めるためその対策と思われます。
真室川の元・仁別森林鉄道D40も鋳物台枠側面に穴をあけて排気口を設けていました。
鋳物台枠は長野営林局王滝営林署No.76と同タイプ。

DSC_0087.jpg
真室川梅里苑で動態保存の秋田営林局秋田営林署仁別森林鉄道D40。前輪の軸受左に見える穴が排気口。

DSC_1422.jpg
背面はサイズが合う窓が無かったためかやたらとサイズが小さくなっています。
ヘッドライトは角型になってますがこれは秋田で保存されていた頃から四角いものになっていたのを踏襲したものと思われます。
そう言えば最近専用線のスイッチャーで前照灯がこのような角型ライトに変わる例が多いですね。

能代営林署と言うと秋田市の仁別森林博物館で保存されているD29(1955(昭和30)年 酒井工作所製8t機)の僚車だったのでしょう。
DSC_0124_20170520233013e26.jpg
仁別森林博物館で静態保存されている秋田営林局能代営林署D29


林野庁映像アーカイブスで仁鮒森林鉄道の酒井4.8~5t機が写っている箇所があります。
本機かどうかはわかりませんが秋田局の林鉄動画は貴重ですね。

●枕木のうた(秋田営林局1970(昭和45)年3月製作)

仁鮒森林鉄道廃止を記念して製作されたようです。
酒井のほか蒸機や仁鮒オリジナル加藤が各所で出てきます。
一方で木曽の映像がかなり混入しており誤解を招きそうな箇所も・・・。
・酒井機(01:09~02:18、10:19~12:07、12:57~13:51、14:58~15:03)
・加藤機(19:58~22:46 1969(昭和44)年11月29日最終運材列車)
・協三機(14:41~14:49 保線さんの後ろをちょっとかすめるだけ)
その他林鉄車両の映像、静止画像多数。
※混入してる木曽の映像~これはこれで貴重。他にもあるかも~
・王滝・小川森林鉄道(07:57~08:09、08:44~08:49、09:00~09:05 ボールドウィンなど、上松貯木場で撮影か?)
・阿寺、柿其森林鉄道運材貨車(09:09~09:22 野尻式自動連結器を装備した貨車)
・王滝・小川森林鉄道(09:23~09:31 ボールドウィン蒸機など)
・王滝・小川森林鉄道(15:07~15:11 No.98 or 99、試作箱型5t機No.108など、上松の機関庫で撮影)

●能代の筏(秋田営林局製作)

1964(昭和39)年度を最後に廃止された米代川の流送のカラー映像という超貴重記録。
流送の筏が主題ですが、密接に関係していた仁鮒森林鉄道がちょいちょい登場します。
酒井の後には仁鮒林鉄→米代川流送への水陸連絡の風景が余すところなく写されており林鉄・林業ファン必見です。
仁鮒オリジナル改造の加藤が牽く運材列車も見逃せません。
・酒井機(01:38~01:56 仁鮒貯木場)
・加藤機(11:53~12:49)


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森林鉄道(青森、秋田営林局) | 00:03:19 | Trackback(0) | Comments(0)
中泊町博物館の保存機~2~
中泊町博物館の続きです。
協三機に興味を持っていると学芸員さんに「運材貨車もあるよ」と博物館裏へ案内して頂きました。
中泊町博物館では受付の方、学芸員さんに大変お世話になりました。お礼申し上げます。

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眺望山で協三機と一緒に置かれていたものだそうですがこちらは未展示の収蔵品となってます。
1台しかなく転向台も失われているので展示方法を模索中とのことでした。
芦野公園の貨車と同じタイプのモノコックトロで手ブレーキの円筒形櫓付きです。

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銘板を見ると「大宮」「富」と製番と見られる「1236」の文字が見られました。
終戦直後の財閥解体で富士産業が分割された大宮富士産業又はその後の大宮富士工業時代(昭和20年代後半)に製造されたものと見られます。

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乾いた砂利の上に置かれているので自動ブレーキの付いたカプラー周りもよく観察できます。

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津軽森林鉄道の廃線跡は金木から青森への帰り眺望山から少し下った場所に橋脚が残っているのが分かっただけで他は何もわかりませんでした。
初訪問で夏場では廃線跡探しには向いてません。
この橋脚は内真部支線のもので鋼製ガーダー橋が架かっていた様子。
内真部支線は1909(明治42)~1910(明治43)年にかけて延長されているという歴史ある路線でした。
橋脚上部の両脇にはガーダーを抱え込むような突起が2つ付いています。
青森局林鉄ガーダー橋の特徴で大水が出たり落石が当たったりしてガーダーが転落、流失するのを防止するためでしょうか。


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森林鉄道(青森、秋田営林局) | 00:00:17 | Trackback(0) | Comments(0)
中泊町博物館の保存機~1~
津軽鉄道津軽中里駅から近い中泊町博物館に保存されている協三工業製4.8t機。
1957(昭和32)年製で金木営林署に所属していたようです。
青森運輸営林署所属機が本線級でこちらは支線区用と言うことでしょうか。
眺望山自然休養林で野外保存されて荒れていたものをレストアしており、同クラスの沖ノ山寸又峡と比べると最も状態が良いです。
同じく状態が良い協三機がいる青森森林博物館も見たかったのですがこの日は休館日でした(- -)

IMG_20160719_132701.jpg
エントランスに展示されておりバックはこの機関車が活躍していた青森ヒバの森のイメージでしょうか。
奥には蟹田~十三湖間の中山峠にあった六郎隧道の扁額(現在トンネルは土砂に埋まってるそうな)が掛ったアーチもあり六郎隧道を意識したつくりのようです。

IMG_20160719_132710.jpg
眺望山では濃い青色(青森森林博物館の協三機と同系統の色)に塗られていましたが明るいこの色の塗料片が出てきたためそちらで再現したとのこと。
エンジンルーム側面のカバーなどは完全に新調したようです。
芦野公園の酒井と同じくエアブレーキは付いていません。
こちらもラジエター前にオイルクーラーが付いていることからトルコン車(自動車で言うとAT車)かと思ったのですが・・・。

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運転室内を見るとクラッチペダルとシフトレバーがあるので機械式変速・・・MT車ってことになりますがどっちなんでしょう??
因みに写っているレバーは左から逆転機、直立しているのがスロットルレバー、シフトレバー、手前に見えるのはブレーキレバーだと思います。

中泊町博物館は津軽鉄道の展示も充実しており鉄道好きにはかなり面白いところです。



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森林鉄道(青森、秋田営林局) | 22:52:05 | Trackback(0) | Comments(2)
芦野公園の津軽森林鉄道保存車~2~
芦野公園保存車のうち運材貨車~。


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説明板には青森SA型木車とありました。
銘板は塗料ペッタリで読み取れませんでしたがいずれも富士重工業製のモノコックトロです。
SA型というのは富士重のメーカー形式で各地に同タイプの運材貨車が納入されました。

DSC_0004.jpg
元客車用の方(手前)はブレーキハンドルの櫓が立っています。運材用は低い位置に丸ハンドルがあるタイプ。
真室川で見た秋田営林局のモノコックトロと同タイプと言うことになりますね。

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しかし違いはあるもの。朝顔カプラーに自動ブレーキが仕込まれています。
機関車がブレーキを掛けると慣性の法則により機関車へ貨車がぶつかって行く力を利用してブレーキを掛けるというもの。
朝顔カプラーに梃子、ブレーキ引き棒が接続されカプラーに連動してブレーキが掛るような仕組みになってます。
ただし展示状態では自動ブレーキの機能を殺すためカプラーと車体の間にストッパー(朝顔カプラー根元からはみ出して見える棒)が挟まれています。

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客車の車体が載っていた側の運材貨車。転向台の形状が独特ですがこれは復元車体を載せるためにこうしたのか元々かは不明。

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保存車に並行してこんな線路も敷かれていますがこちらは何なのか不明。
今いる酒井+運材貨車がかつてここ設置されていたわけではないらしいです。
一体どんな車両が展示されていたのか気になります。

DSC_0024.jpg
芦野公園からの移動中には津軽鉄道とも交差。
新潟鐵工所2000(平成12)年製の津軽21型103。津鉄は1時間に1本は走っており地方鉄道としては標準的なレベルの運行本数。最初はこれに乗って移動するつもりだったのですが。
青森駅拠点で行動するには五能線の運転本数がネックになること、林鉄跡を巡れないことからレンタカー利用としてました。
次は乗りたいですね。

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森林鉄道(青森、秋田営林局) | 21:36:27 | Trackback(0) | Comments(4)
芦野公園の津軽森林鉄道保存車~1~
青函トンネル経由で本州に戻って来て青森からレンタカーで津軽半島の脊梁部山越え~。
金木に抜けて芦野公園の津軽森林鉄道保存車を訪ねます。
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芦野公園内の金木歴史民俗資料館前に保存されている車両です。
7年ほど前に復元客車が放火で全焼、上屋も焼けてしまいましたが屋根は復旧して客車の台車は運材貨車として復旧してます。

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機関車は前面2枚窓で木曽タイプとも言える顔。
よく王滝で見る顔なだけに親しみがあります。
特徴としてはエアブレーキ無し、トルクコンバータ装備のためラジエター前にオイルクーラーが付いています。
液体式変速機付き・・・自動車でいうとオートマ車と言うことになります。
長野局ではエアブレーキ必須、トルコンは敬遠気味で本線用の大型10t機以外はあまり付けてませんでした。
局ごとの好みによるのでしょうかね?

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真横から・・・。

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同タイプの長野局王滝営林署No.132・・・まんまですね。
こちらはエアブレーキ装備、トルコン無しです。

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説明板では「車名:酒井C-19型5頓機関車」となってますが現車はA型機関車です。
酒井工作所のメーカー形式は以下のようになっていました。
 A型・・・鋳物台枠でボディー形状L字型
 B型・・・鋳物台枠、ボディー形状凸型
 C型・・・鋼板台枠
それぞれにまた数字が付いて細かく分類されます。
青森営林局の林鉄写真ではC-19型と見られる鋼板台枠機もあったのでどこかで取り違えられたのではないかと思います。

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この機関車の現役時所属営林署や局番についてはわかっていません。
機関車表フルコンプリート版DVDブック(沖田 祐作/編 ネコ・パブリッシング)によれば1960(昭和35)年製、製番6315で1970(昭和45)年廃車とのこと。
1970(昭和45)年と言うと下北半島の川内林鉄が廃止になった年ですが津軽から転属していたのでしょうか。
因みに先ほどの王滝署No.132は同じ1960(昭和35)年製で製番6330。

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そう言えばキャブ上に機関車の番号板が乗ってますがこれは津軽では見られず川内林鉄の特徴ですね。
地金まで磨き上げてから再塗装したのか元書かれていたであろう車番は読めませんでした。

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森林鉄道(青森、秋田営林局) | 00:30:14 | Trackback(0) | Comments(0)
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