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にしみやうしろ

Author:にしみやうしろ
小田急沿線で生まれ、金沢で北陸鉄道にはまり、愛知では名鉄に臨海鉄道さらに森林鉄道、今ではすっかり私鉄・貨物ファンに・・・。
鉄道に由来していろんなものに興味を持つようになってしまいました。

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温根湯森林鉄道No.18
石北本線留辺蘂駅から層雲峡の石狩川源流部まで50kmを超す線路が延びていた温根湯森林鉄道。
北見営林局内から旭北峠を越え旭川営林局上川営林署管内まで線路が乗り入れていたため箱型ボディ4軸駆動の協三工業製15t機が活躍しました。

●森林鉄道最大最強のディーゼル機関車
1954(昭和29)年1月購入のプロトタイプ機No.18は層雲峡運材を想定して投入されたようです。
雪解け後5月より就役したNo.18は当時のディーゼル機としては故障も少なく運用成績は良好でした。
搭載の日野DL-10形エンジンは最高出力200HPを誇ります。
運材貨車にも蒸機時代から自動空気ブレーキの簡易版である森林鉄道用三菱SA型ブレーキシステムが導入されており、貫通ブレーキを化された運材列車を平坦区間では30両、旭北峠区間では15両牽引していました。

No18-2.png     No18-1.png
温根湯森林鉄道No.18
前面は国鉄101,103系辺りを連想させる切り妻3枚窓スタイル。

●洞爺丸台風と15t機
No.18が就役して5ヶ月が経とうとしていた1954(昭和29)年9月26日、北海道を台風15号が襲います。
函館湾で洞爺丸他の青函連絡船を沈め大勢の犠牲者をだし後に洞爺丸台風として知られるこの台風は北海道の原生林を荒し多くの風倒木を発生させました。
これらの風倒木を輸送するため15t機の量産車No.27、28、38、39の4台が導入されました。
これらの量産車は前面2枚窓、乗務員扉の引き戸化などいくらか外観が異なっています。

一時活況を呈した温根湯林鉄ですが旭川から層雲峡、石北峠を越え留辺蘂へ抜ける大雪国道が開通するとルートがほぼ全線に渡って並行するため存在意義が無くなり1960(昭和35)年度で全線撤去、15t機は内4両が丸瀬布署へと移管されますがこちらも間もなく撤去。
これらの機関車はまだ新しかったものの一部の10t機を除き木曽への転属なもなく解体されてしまったようです。

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森林鉄道(北見、旭川、帯広、札幌営林局) | 23:41:19 | Trackback(0) | Comments(0)
十勝上川森林鉄道D102~104のページUP
西宮後停留場十勝上川森林鉄道D102~104 をアップしました。
D102-1.png
十勝上川森林鉄道にいた林鉄には珍しいC型ロッド駆動の機関車です。
車両だけで現地に行ってないので今回は書類上の車両調査結果のみ(^ ^;)
雪が溶けたら現地に行って見たいですねぇ。



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森林鉄道(北見、旭川、帯広、札幌営林局) | 23:49:09 | Trackback(0) | Comments(0)
滝上森林鉄道の軌跡ガイドツアー~本流線~
オシラネップ線の後は道の駅香りの里たきのうえでいったん休憩の後渚滑川本流に沿って遡る本流線へ移りました。
本流線は渚滑線濁川駅隣接の濁川貯木場から国道273号線(渚滑国道)に近いルートで浮島峠へと延びていました。
開業は1936(昭和11)年度で路線を延ばして行き幹線は31,524mに達しミタラショコツ、キンウシュナイ(キトウシナイ?)、オサツナイ等の支線群も存在してました。
オシラネップ線共用区間を除き1957(昭和32)年度にレールが撤去されています。

honryu0001.jpg
渚滑川に架かる国道273号線の滝上橋、その下流に本流線の橋梁跡が残ります。
2段になった橋脚は元々木造上路トラスか方杖橋だったのを鉄製ガーダーに替えた時に元の橋脚上に継ぎ足しを行ったものでしょうね。

honryu0002.jpg
滝上橋より先、二区では国道より山寄りに並行して本流線が通っていました。
道路化されてる箇所が多いですが外れた部分には国鉄線並みの築堤が残ります。
背後の丘には滝上の市街地へ出る道が通り稲見峠と呼ばれていました。
かつては右に広がる畑は水田だった時代があり一面の稲作地帯を見下ろすことから稲見峠と名付けられたそうです。
道東で稲作はさすがに無理があったようで今では田んぼは一枚も有りません。

honryu0003.jpg
二区の先にあるヒジの沢橋梁。谷底からの高さは30m近くあるかな?
以前は国道からもよく見え林鉄のシンボルタワー的な存在。
通常の森林鉄道橋は谷が狭くなるまで遡り、最低限の長さの木橋を架けてまた谷を下るというルート選定ですがここではプレートガーダー3連で一気に深い谷を渡っていました。

honryu0004.jpg
それにしても立派な橋梁でただの林鉄とは思えません。
聞くところによると浮島峠を越えて石北本線と連絡(中越駅(現在は信号場)辺りで連絡?)し旅客、貨物輸送を行う構想もあったようで・・・。
その場合は簡易軌道に管理替えさせるつもりだったのでしょうかね?
なおこの橋脚下流側には国道の旧道、さらに馬車道時代の旧旧道もあります。

honryu0005.jpg
道の駅へ戻り2階の観光協会事務所で本流線の地籍図を地図に落とし込んだ大絵巻の御開帳でお開きとなりました。
大作です。

honryu0006.jpg
ツアーは3時間3,000円(1時間当たり1,000円で最低2時間以上)でお腹一杯ですがさらにこの冊子ももらいました。
100部しか刷ってないのでツアーでの配布は無くなり次第終了とのこと~。

なお廃線跡は一見してまずわからない場所、危険な場所も多いので廃線跡を見学する際は本ツアーに申し込んで頂きたいとのことでした。
滝上森林鉄道の軌跡ガイドツアー(滝上町観光協会)

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森林鉄道(北見、旭川、帯広、札幌営林局) | 00:12:47 | Trackback(0) | Comments(0)
北見営林局の機関車~その2 協三10t機~
前回に続き「滝上の森林鉄道を研究する会」様の御好意で写真の掲載許可を頂くことができたので機関車の写真を載せます。
今回は協三工業機。

北見営林局DL-50
P1020038.jpg
1956(昭和31)年12月協三工業製10tディーゼル機関車。
エンジンは日野ヂーゼル工業(現・日野自動車)DA-50を搭載。
トルクコンバータは無く機械式変速(車で言うとMT車)です。
前回のDL-53、54と同じく「北海道における森林鉄道用ジーゼル機関車について」北海道大学農学部演習林研究報告第20巻第1号(小熊 米雄/著)では丸瀬布営林署所属で武利森林鉄道にいたと記録されています。

前年1955(昭和30)年7月製造の滝ノ上営林署所属46、47とはエンジンも含め同型機。
1956(昭和31)年8月製造の丸瀬布→津別営林署43は現在群馬県根利で北見営林局時代の姿に復元されています。
DL-50の写真はモノクロで色が解りませんが青色だったのでしょうかね?

DSC_0931_201710022156089f4.jpg
北見営林局置戸営林署のボールドウィン3号機と並ぶ43号機。
木曽に転じた後は長野営林局上松運輸営林署No.141となっていました。
詳しくはこちら

DSC_0950_201710022156099ca.jpg
43の後ろ姿。
こちらはエンジンが日野DA-57で型式が異なっていました。

日野DA-58は大型ガソリンカーのディーゼル化でよく使われたエンジンでした。
主な例としては国鉄キハ41400→キハ05。現存例では加悦鉄道キハ51がいますね。
IMG_5196.jpg
キハ51床下の日野DA-58。
キハユニと書いてありますが加悦鉄現役時代は荷物郵便の扱いは無くキハでした。
江若鉄道廃止時にもらったお古のエンジンらしいです。

DSC_3678.jpg
戦前製の私鉄気動車(1936(昭和11)年日本車輌製 旧・芸備鉄道キハユニ18)としては結構図体がでかい車両。
エンジンも林鉄の大型機関車に採用されるほどなので強力なものと思いますが出力がどれくらいかは調査中。

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森林鉄道(北見、旭川、帯広、札幌営林局) | 00:05:20 | Trackback(0) | Comments(0)
北見営林局の機関車~その1 酒井5,10t機~
「滝上の森林鉄道を研究する会」様の御好意で写真の掲載許可を頂くことができたので機関車の写真を載せます。
但しこれらの写真が撮られた場所は滝上でない可能性もあるとのことです。
機関車の番号は北見営林局内の通し番号で付番されており、営林署間の移動も多かったようです。
なお北見局内の林鉄車両やトラック、集材機などの修繕や改造を行う工場は温根湯森林鉄道の留辺蘂貯木場に隣接して置かれ留辺蘂総合工場と言われていました。

●北見営林局DL-53
P1020037.jpg
1957(昭和32)年8月酒井工作所製10tディーゼル機関車。メーカー形式C3。
エンジンは民生ディーゼル工業(→日産→UDトラックス)のUD-6を搭載。
トルクコンバータは無く機械式変速(車で言うとMT車)です。
板台枠タイプで振動軽減のため前後の車輪と車体前方で左右をつなぐイコライザが仕込まれています。
C3は北海道の森林鉄道に多数納入されたほか南大東島のシュガートレインこと大東糖業のサトウキビ運搬軌道でも使われていました。
「北海道における森林鉄道用ジーゼル機関車について」北海道大学農学部演習林研究報告第20巻第1号(小熊 米雄/著)では丸瀬布営林署所属で武利森林鉄道にいたと記録されています。

●北見営林局DL-54
P1020039.jpg
1957(昭和32)年8月酒井工作所製5tディーゼル機関車。メーカー形式C1系列か?
エンジンは民生ディーゼル工業UD-3を搭載。
トルクコンバータは無く機械式変速(車で言うとMT車)です。
DL-53と同時に製造されこちらも「北海道における森林鉄道用ジーゼル機関車について」北海道大学農学部演習林研究報告第20巻第1号(小熊 米雄/著)では丸瀬布営林署所属で武利森林鉄道にいたと記録されています。
5tクラスとしては珍しくC3を小型化したようなスタイリッシュな車体。
イコライザは屋久島の安房森林鉄道で現役の酒井機同様前輪にだけ付いているようです。


~類似の機関車~
DSC_0012_2017092621550897c.jpg
酒井メーカー形式C3の発展型となったC4。
長野営林局での形式はDBT10(ディーゼル機で駆動2軸(B型)トルコン付き10t機の意)。
写真は開田郷土館(長野県木曽町)の長野営林局上松運輸営林署No.135。
1962(昭和37)年酒井工作所製10t機です。
エンジンは日野自動車工業DA59Cを搭載。
トルクコンバータ付の液体式変速(車で言うとAT車)です。
C3はボンネット側が前位でしたがC4ではキャブ側が前位となるためキャブ側面のドアと窓の位置が前後逆になりました。
上松運輸営林署に7台(No.122,128,130,133,134,135,140)がおり湘南型の前面は木曽森林の顔と言うべき存在。
よく見ると車体を左右に横切るイコライザのを前方に設けるためDL-53と逆にキャブ下にイコライザが見えます。
またキャブ前面窓の傾斜もC3はボンネット側、C4はキャブ側になっていますね。

P1000027.jpg
C4はキャブ側(上松方面)が前向きなので運転席や運転機器も当然そちら向きに付いてます。ボンネット側(本谷方面・・・山に上る方)を向く場合は体をねじって運転することになります。
C4ボンネット側(後ろ)のスタイルはC3を前から見た形とよく似ていますがC3は前面窓部分が屋根に向かって後退角が付いているのに対し、C4は真っ平、あくまでこちらは後ろなのでデザインは前の方のみ重視と言うことでしょうか。

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森林鉄道(北見、旭川、帯広、札幌営林局) | 00:01:02 | Trackback(0) | Comments(0)
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