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にしみやうしろ

Author:にしみやうしろ
小田急沿線で生まれ、金沢で北陸鉄道にはまり、愛知では名鉄に臨海鉄道さらに森林鉄道、今ではすっかり私鉄・貨物ファンに・・・。
鉄道に由来していろんなものに興味を持つようになってしまいました。

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「小坂森林鉄道 上巻(副題:飛騨最大の森の鉄路)」発刊
山の日記念で書籍販売の告知をします。
秋に小坂森林鉄道研究会から「小坂森林鉄道 上巻(副題:飛騨最大の森の鉄路)」を発刊します。
9月29日(日)に東京日本橋綿商会館で開かれる第15回軽便鉄道模型祭で販売、10月中旬以降はAmazonでも販売する予定です。
osaka-book1.jpg
濁河線上部軌道のレールが残っていることで林鉄ファンにはある程度知られているものの正史と呼べるものは世間に出ていないのが実情です。
まだ未解明な部分が多いですが国立公文書館つくば分館でたまたま再発見できた資料から建設時の様子、小坂森林鉄道研究会で収集していた写真や資料、証言などをまとめました。

No25-2.png  No25-1.png
小黒川線で使用されていた写真が残る協三工業製5t機No.25
上巻では小坂の運材の歴史や森林鉄道の車両について紹介します。
上巻の章立ては以下の通り

小坂森林鉄道路線図
第1章 小坂森林鉄道前史
1-1.近世以前の木材輸送
1-2.小谷狩りと大川狩り
1-3.明治維新後の森林行政
1-4.小坂の官業伐木事業
1-5.近隣地域での森林鉄道敷設の始まり
1-6.小坂の林道整備
1-7.飛騨川の電源開発と高山本線の開通

第2章 小坂森林鉄道の歴史
2-1.小坂森林鉄道の建設
2-2.最初期の小坂森林鉄道
2-3.戦時中の小坂森林鉄道
2-4.林政統一
2-5.道路輸送への転換と労働形態の変化

第3章 車両
3-1.機関車
3-1-1.ガソリン・代燃機関車
  3-1-1-1.ガソリン機関車の仕様
3-1-2.ディーゼル機関車
3-1-3.特殊軽量機関車
3-1-4.小坂官材協同組合の機関車
3-1-5.現在見られる小坂森林鉄道と同型、類似型の機関車
3-1-6.代燃機関車
  3-1-6-1.代燃車の仕組み
  3-1-6-2.森林鉄道の代燃車使用の始まり
3-2.モーターカー(自動トロリー)
3-3.貨車
3-3-1.ボギー運材貨車
3-3-1-1.鉄製貨車
3-3-1-2.木製貨車
3-3-1-3.モノコックトロリー
3-3-2.トロリー
3-3-3.ダンプ貨車
3-3-4.客車
3-4.森林鉄道のブレーキ

資料編
6tガソリン機関車仕様書
4.5米tガソリン機関車仕様書

P1080280.jpg
なお本の販売収益は小坂森林鉄道研究会で所有するNo.118の修繕、維持や動態保存線の敷設事業に使用させて頂きます。
皆様のご支援よろしくお願い致します。

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森林鉄道(名古屋営林局) | 00:00:12 | Trackback(0) | Comments(2)
ひめしゃがの湯 保存車両整備作業(2019年7月)
小坂森林鉄道研究会の活動でNo.118のエンジン稼動と運材貨車修繕を行いました。
P1090069.jpg
動かなくなっている運材貨車の軸箱を開けて中身の構造やグリスの状態を確認したりと実際の作業と言うよりは勉強会に近いかも?

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今回見たのは4月23日に野辺山SLランドより入線した岩崎レール工業製の製造年、製番不明の方。

P1090018.jpg
モノコック運材貨車の特長の一つであるボールベアリングの軸箱の蓋には岩崎レール工業の菱枠中央にレールをあしらった社紋の陽刻が入っています。

P1090063.jpg
軸蓋を開けて見るとグリスが固まっていたり少なくなっていたり。
砲金自体は綺麗なのでグリスを取り換えてその他摺動部に油を差して行けば動くかな?
ベアリングのボールが収まったケースにはNACHIの刻印。
富山の不二越製です。富山地鉄デキ12021の台車にもNACHIの刻印が入っていましたね。

P1090061.jpg
こちらの軸箱も同じような状態。
この写真は歴代の車体塗膜片がくっきり。
濃緑色、黄色、薄緑の3色が見えます。濃緑色、黄色は木曽森林末期のカラー写真にも見られますが薄緑色は見たことがありませんね。
動態復活の折にはいずれかの色にしたいですね。


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森林鉄道(名古屋営林局) | 23:33:23 | Trackback(0) | Comments(0)
ひめしゃがの湯No.118公開
昨日アップした飛騨小坂ひめしゃがの湯のNo.118をGW最終日5月6日(月)に公開します。
当日は10:00~15:00の間日頃被せているカバーを外して展示を行います。
20190506-01.jpg

20190506-02.jpg
当日は私もスタッフとして参加する予定。準備のためブログの更新頻度が低下中~(^ ^;)
GW最終日のお出かけ先として検討して頂ければ幸いです。

ひめしゃがの湯への公共交通機関は土日は便数が減るのでご注意下さい。
名古屋方面からお越しの場合以下のような案が考えられます。

名古屋方面から鉄道・バス利用の場合
<行き>
<案1>
ワイドビューひだ1号
 名古屋7:45~岐阜8:05~下呂9:25
濃飛バス鹿山行
 下呂駅前9:35~(飛騨)小坂駅前10:20~ひめしゃがの湯10:34

<案2>
ワイドビューひだ3号
 名古屋8:43~岐阜9:03~下呂10:13
濃飛バス鹿山行
 下呂駅前11:00~(飛騨)小坂駅前11:45~ひめしゃがの湯11:59

<案3>
ワイドビューひだ7号
 名古屋10:48~岐阜11:08~下呂12:25
濃飛バス鹿山行
 下呂駅前12:35~(飛騨)小坂駅前13:20~ひめしゃがの湯13:34

<帰り>
<案1>
濃飛バス下呂バスセンター行
 ひめしゃがの湯11:11~(飛騨)小坂駅前11:28~下呂駅前12:12
ワイドビューひだ8号
 下呂12:20~岐阜13:41~名古屋14:04

<案2>
濃飛バス下呂バスセンター行
 ひめしゃがの湯14:12~(飛騨)小坂駅前14:28~下呂駅前15:12
ワイドビューひだ14号
 下呂15:27~岐阜16:41~名古屋17:04

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森林鉄道(名古屋営林局) | 22:28:30 | Trackback(0) | Comments(0)
ひめしゃがの湯の保存車(名古屋営林局小坂営林署山トロと発電用水車)
ひめしゃがの湯保存車最終回。

小坂森林鉄道で使われたことがわかっている車両の内安全な場所で目にすることができる唯一の貴重車両。
作業軌道や木炭、雑貨輸送に使われた山トロです。
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以前は小坂線大洞川橋梁付近の倉庫の前に放置されていたのを修復したもの。
木部がボロボロだったため金属部分はほぼそのまま使用し木製台枠は新製しています。

P1070492.jpg
以前は間伐材を積んでいましたが現在は森林管理署より寄贈された動力用のペルトン水車を積載しています。

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木製車体ながら軸受部は平軸受でなく転がり軸受が使われており軽く回るようになっています。
軸蓋には"SATO"の陽刻がありますがメーカー名に心当たりがない~(- -;)
左に見える枠状のものはブレーキ制輪子を固定した棒が入っていたものと思われますが制輪子などブレーキ機構は残っていません。

P1070480.jpg
チルド車輪には「イワサキ」の文字とレールを菱枠で囲った社章があり岩崎レール工業製であることがわかります。
帝室林野局小坂出張所→名古屋営林局小坂営林署はボギー運材貨車やレールなどを同社から多数購入しています。
山トロの場合車輪や軸受をセットで購入し、木製車体は地元で製造して車両に組み上げていました。

P1070494.jpg
山トロに積載されているペルトン水車はかつて小坂森林鉄道唐谷線が入っていた唐谷製品事業所で昭和30年代頃まで使われていたと思われる発電用水車です。
かつて山奥の製品事業所までは電力線が引かれておらず小水力発電による自家発電を行っていました。
プーリーにベルトを掛けて発電機や回転軸に接続して動力として使うことができます。
展示しているのは水車部分で発電機はありません。以前調査時に底からカメラを入れた際には中身の水車が見えました。

説明板などは未設置(・・・と言うより研究会でもわかっていることが少な過ぎる^ ^;)で右書きの「名古屋 大池電機製作所 製造」という銘板だけが手がかり。
全国工場通覧 昭和10年9月版 (商工省/編 日刊工業新聞社/刊)によると

大池電機製作所
設立:1920(大正9)年3月
所在地:名古屋市中区大池町5
事業内容:発電機製造
戦後の全国工場通覧には載っておらず戦時中に閉業したのか疎開で他所へ移転したのかその後は不明です。

IMG_20180413_181439.jpg
大池町とは名古屋の大須から鶴舞にかけての旧町名です。
現在の住所区分にはありませんが上前津~鶴舞公園間の市バスのバス停の名前として残っています。

林野庁の映像ライブラリに同型の水車が使用されている映像がありました。

木曽御料林(昭和12年) 制作:帝室林野局
 第九 簡易曹達木材パルプの製造-阿寺御料地-
4:42~4:45で一瞬ですが丸鋸の動力源として使われているのが写ります。
映像は木曽の阿寺パルプ工場(長野県木曽郡大桑村)で直前には阿寺森林鉄道からの引込線で山トロが工場内にパルプ原料の間伐材を運び込んでいる様子も見られます
飛騨小坂にも帝室林野局の設置した同様のパルプ工場がありましたがひょっとしたらこの水車も元はパルプ工場にあったのが戦中の工場閉鎖後唐谷へ移設されたものだったのかも知れません。

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森林鉄道(名古屋営林局) | 21:41:24 | Trackback(0) | Comments(2)
晩秋の七宗森林鉄道に寄り道
今日は丸瀬布いこいの森雪中運転撮影会のため予約投稿です~。
今シーズンは北海道もなかなか雪が降らないようですがどうなるでしょうか?
10月に58年振りに帰還した10tディーゼル機に会えるのが楽しみ~♪

久し振りに七宗町の七宗森林鉄道跡へちょっと寄り道。
高山本線上麻生駅からも遠い室兼~佐口谷4,852mの短い林鉄です。
ここも元は帝室林野局名古屋支局の御料林ですが管轄は変遷が多くややこしいところ。
1935(昭和10)年に開設された頃は太田出張所、1941(昭和16)年1月1日に太田出張所が廃止されたため下呂出張所へ移管。
林政統一後は元々農林省大阪営林局から引き継がれ帝室林野色が薄い岐阜営林署の管轄になりました。

P1050108.jpg
いつみても大迫力の空のふさがりを通り抜ける廃線跡。
この場所で現役時に撮られた写真が林野庁のサイトで公開されています。
全国の林鉄の写真の下の方に「七宗森林鉄道・岐阜営林署(昭和27年)(JPG:596KB)」と言うキャプションで掲載されています。
林野庁:森林鉄道
機関車は逆機で背面しか見えませんが加藤製作所製の代燃装置搭載機のようです。
帝室林野局では代燃装置を機関車と分けて貨車に搭載して機関車と連結することが多く機関車直付けは少数派でした。
運転席横をどっかりと炉が占領し運転手は蒸気機関車に乗せられるのと同じくらい暑かったのでは・・・(・・;)

P1050109.jpg
当時はこの岩の隙間の流れの上に桟橋を架けて列車を通していましたが今は川を半分埋めて林道を通している様子。
川の水が冷たいためか凍り付くような寒さです。

P1050123.jpg
奥の佐口谷側から見た空のふさがり。その真下に橋脚が残っているのですが・・・。

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今回初めて河原に降りて撮影。
左(室兼側)の橋脚には木橋の木材が僅かに残存。

P1050115.jpg
その100mほど佐口谷寄りに林道から分かれて対岸へ渡って行く木橋の跡が見えます。

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そしてまた50mほどでまた林道に合流して来る木橋跡。
このすぐ先に国有林の車止めゲートがあり砂小屋の土場が拡がっています。

七宗国有林は一見林鉄を敷くほど貯材量があるように見えないのですが古くからの良質のヒノキやマツの産地として知られていました。
江戸時代には尾張藩領となり名古屋城が火災に遭った時のための備蓄林になっています。
木曽や裏木曽と比べると名古屋から近く緊急時に短期間で木材を届けられるという点が重視されたとか。
その少し前豊臣 秀吉(当時はまだ木下 藤吉郎)が1566(永禄9)年に築き一夜城伝説で知られる墨俣城の木材も七宗から伐り出され飛騨、木曽川経由で墨俣へ送られたという説もあります。
因みに現在墨俣城の横を流れているのは長良川ですが秀吉の時代までは治水技術も低いため木曽川の流路が水害で頻繁に変わっており、当時の木曽川は各務原から現在の境川に近いルートで岐阜市南部を通り墨俣城へ流れていたそうです。

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森林鉄道(名古屋営林局) | 08:39:01 | Trackback(0) | Comments(0)
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