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にしみやうしろ

Author:にしみやうしろ
小田急沿線で生まれ、金沢で北陸鉄道にはまり、愛知では名鉄に臨海鉄道さらに森林鉄道、今ではすっかり私鉄・貨物ファンに・・・。
鉄道に由来していろんなものに興味を持つようになってしまいました。

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京都スイッチャー蒸機めぐり~加悦鉄道C-160
京都市北区の大宮交通公園に保存されている貴重な1942(昭和17)年6月本江機械製作所製の自重15.5tのCタンク機。
戦前から終戦直後の一時期に産業用蒸気機関車を大量に製造していた富山のメーカーで戦時中に立山重工業に改名しています。
大江山ニッケル鉱山から岩滝の精錬所まで加悦鉄道、日本冶金専用線を直通して運転されたそうですが重い鉱石列車に空制、貫通制動無しのスイッチャー同然の機関車を使うのはかなり恐ろしい気がします・・・(・◇・)
戦後は一時旅客列車にも使用されたものの1957(昭和32)年までは小浜線若狭和田分岐の若狭鉱山専用線に貸し出されていた時期が長かったようです。
加悦に戻った後は丹後山田(現・与謝)~岩滝工場で原料のニッケル鉱石搬入、半製品のニッケルルッペ搬出に使用され1966(昭和41)年3月に廃車。
暫らく加悦で保管された後1969(昭和44)年3月に京都市へ譲渡されたとのことなのでこの記事を書いている頃に京都市譲渡50周年を迎えたことになります。

P1070143.jpg
ヨ6720を従えた状態で保存されています。

P1070139.jpg
15t標準型らしく名鉄最後の蒸機(三興製紙私有機)C351も同タイプの機関車でした。
横には京都市電のN電がいますがベスチビュールが付いた末期の姿なのに無理矢理茶色塗装にしてます。
グリーンとクリームの昭和30年代塗装なら食指が動きますが後で見直したら碌に撮ってなかった(^ ^;)
以前は京都市電1860号もいましたがこちらは平安神宮の方に移ったそうな。

P1070136.jpg
空制非装備なのでエアホースなどは一切なしのスッキリした端梁。

P1070137.jpg
末期は専ら岩滝専用線内での使用でしたが朝夕は加悦の機関庫に入出庫するため丹後山田~加悦の加悦鉄本線上を旅客列車に続行して走行。
動輪3軸はかなり中央に寄ってオーバーハングが大きいので走行時の乗り心地どころか安定性がかなり悪そう。
実際ピッチングが激しかったと聞いています。

P1070140.jpg
サイドタンク容量確保のためか腰高な印象で窓も小さく鈍重なイメージ。

P1070135.jpg
中央に集まった小径動輪・・・何だか丸瀬布の21号を思わせますがこちらは第二動輪もフランジレスではありません。

P1070133.jpg
形式はC15なんですね。メーカー形式なのか加悦鉄の型式なのかいまいちよく分かりません。

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テーマ:鉄道 - ジャンル:趣味・実用

保存車 | 23:11:59 | Trackback(0) | Comments(0)
京都鉄道博物館展示車の現役時
京都鉄道博物館所蔵の車輌で現役時の写真が見付かったもの。
金沢育ちで大学も滋賀だったのでJR西日本の車両は馴染みのあるものが多いです。
他にも何となく覚えはあるけど写真に移っているのが同一番号車か特定できないというものがいくらかあります(爆)

P1070272.jpg
EF81 103
1974(昭和49)年日立製作所水戸工場製・・・常磐線勝田駅向かいの生まれです。

P1070274.jpg
トワイライトエクスプレス色のEF81は敦賀運転派出(敦賀第二機関区と言った方が馴染みが・・・)配置なのでまず間違いなく現役時代を見てるはずですが。

IMG_0596.jpg
すぐ傍の京都駅構内で撮った写真がありました。
2003(平成15)年3月24日 京都

IMG_8307.jpg
敦賀駅でも撮っています。
トワイライトエクスプレスを牽引し遠路はるばるやっと敦賀へ帰って来たところ。
トワイラ運用のEF81は敦賀~大阪~青森~敦賀と言う行路で運転され次の機関車と交代。
敦賀駅では機関車交換作業が見られるので人気を集めていました。
2005(平成17)年6月19日 敦賀

P1070198.jpg
クハ489-1
1971(昭和46)年東急車輛製。
金沢運転所配置の直江津方先頭車。
子供の頃乗った北陸特急は直江津方先頭車が自由席禁煙車だったので何度もお世話になった車です。

P1070197.jpg
北陸の極寒、ジメジメ酷暑の厳しい環境下(^ ^;)を走り回っている姿ばかり見ていたので冷暖房完備の屋内でカーペット上に鎮座している姿に当時とのギャップを感じます。

IMG_1627.jpg
当時米原~金沢の特急加越には通常6両編成の非ボンネット車が使われ、しらさぎもリニューアル車に変わっていたのでボンネット車を米原で見掛けることは無くなっていました。
この日大学の授業の合間に米原の電留線へ行くと珍しく両端ボンネット7連クハ489-1、現在小松で保存されているクハ489-501を含む編成が留置されており既に撮影者がちらほら。
これは夕方の便で出るな・・・と授業が終わってから坂田駅まで撮影に行ったもの。
485、489系ボンネット車の現役走行を撮影したのは夕暮れの近江路を行くこの1枚が最後となりました。
2003(平成15)年5月28日 米原~坂田

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保存車 | 23:10:04 | Trackback(0) | Comments(0)
京都スイッチャー蒸機巡り~1800形1801号
こちらも大阪弁天町の交通科学館よりの移転組
1881(明治14)年イギリスのキットソン(kitson)製Cタンク機。自重は39.81t。
国鉄時代は56→40→1801と改番されています。
東海道本線の関ヶ原旧線区間の勾配用に導入とのことですがその後
機関車表によると仙台局や東京局に配転後廃車。
1930(昭和5)年に当時手結(てい)~安芸が開通し全線開通にこぎつけた高知鉄道(後の土佐電気鉄道安芸線)へ払い下げになっています。高知でも番号は1801のままでした。
1940(昭和15)年には古巣の関ヶ原~長浜から琵琶湖を挟んだ東海道本線石山駅の東洋レーヨン滋賀工場専用線に転じています。
当初は1801号のままだったのが既存の101号(初代・・・1915(大正4)年製ポーター機元・長門鉄道101)の続番で102号に改番された様子。
因みに101号(初代)は後に101号(二代)が転入すると103号に改番、現在は加悦SL広場で保存されています。
石山では1964(昭和39)年に引退し交通科学館入りしました。

P1070174.jpg
展示では番号は1回目の改番で付いた40号になっています。

P1070175.jpg
石山東レ専用線時代の写真でも原形からあまり変わっておらずエアブレーキ取付けもされていなかったようです。

P1070190.jpg
先従輪が無く動輪3軸だけなので高知鉄道や東レ専用線など貧弱な線路での使用を考えると軌道負担が大きそう。
102号は軸重13t超・・・末期にいた日車15t機は2軸で軸重7.5tでした。

P1070196.jpg
それにしても関ヶ原旧線の急勾配区間をエアブレーキなしで下るのは今の感覚で見るとなかなか怖そう。
この機関車が行き来した旧線区間を自家用車を運転してよく通りますがゴムタイヤでもかなり急に感じます。

P1070189.jpg
kitsonの銘板。
東レ時代の写真を見ると付いていないので複製品でしょうか。

●東洋レーヨン滋賀工場専用線(東海道本線石山駅)
1801→102号が晩年活躍した専用線。
IMG_2805.jpg
廃止後レールが残っていた頃の撮影。
当時はまだ向かいの日本電気硝子専用線が運行していたのでスイッチャーが出て来るまで時間潰しに一周したときの写真です。
石山駅からスイッチバックして国道1号線を渡って終りでさほど長い専用線ではありませんでした。
2004(平成16)年1月23日

IMG_2806.jpg
同じ場所で工場側を振り返った様子。奥で国道1号(東海道)を横断しています。
2004(平成16)年1月23日

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保存車 | 23:59:11 | Trackback(0) | Comments(0)
京都スイッチャー蒸機巡り~230形233号
京都鉄道博物館の233号。
梅小路蒸気機関車館にいたものではなく大阪弁天町の交通科学館からの移転組です。

P1070165.jpg
1904(明治37)年汽車会社製1B1タンク機。自重38.22t。
最初期の国産量産機関車と言うことで鉄道記念物、機械遺産、重要文化財に指定されています。
初期の姿にするため空制のエアタンクやコンプレッサは無くなりバッファリンク連結器と真空ブレーキのエアホースが目を引きます。
真空ブレーキのホースは国内では早期に使われなくなったので現物を目にすることはほとんどありませんが「きかんしゃトーマス」に付いているので結構お馴染み?

P1070167.jpg
233号は大正、昭和初期にかけ米子や鳥取配置、その後新舞鶴(現・東舞鶴)、稲沢に移り最後は高砂工場の入換機になっていたようです。
稲沢では集中検査用とあるので貨車相手ではなく検査入場で無動力の機関車入換に使っていたのでしょうか。

P1070201.jpg
国産と言っても同時期のイギリス製タンク機の習作品。
400~700形辺りと見た目は変わりません。
このタイプは私鉄や専用線へ払い下げられたものも大量にあり一部は戦後まで走り続けています。

P1070163.jpg
製造は機関車表では1904(明治37)年8月とあるが銘板の年号は1903。
製造中に年を跨いでいるらしいです。やはり初めてのことばかりで時間が掛ったのでしょうか。

P1070169.jpg
屋内展示ではエントランスに鎮座しているため真っ先に目に飛び込んでくるカマ。
今はピカピカですが工場入換機時代の実用一辺倒だった姿も見て見たいなと思うのは専用線スイッチャー重症患者の為せる業?

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保存車 | 23:38:10 | Trackback(0) | Comments(0)
京都スイッチャー蒸機巡り~1070形1080号
京都鉄道博物館の蒸機なんてメジャーなものを・・・と言われそうですが蒸機でも古典機は専用線のスイッチャーとして生き永らえた結果保存の手が差し伸べられたパターンが多いです。

P1070281.jpg
イギリスのダブス社(Dubs・・・"u"にドイツ語のウムラウトが付いている。創業者ヘンリー・ダブスはドイツ生まれのため)で1901(明治34)年に製造されたテンダー機関車651号→6270形6289号が前身。
見た目はピーコックがつくっていたテンダー機5500形・・・所謂ピーテンとほとんど変わりありません。
シャープスチュアートやニールソン(ネルソン)などのイギリスメーカー、アメリカのアルコ、ドイツのハノーバーまでもが同タイプを多数製造しています。
当初は東海道本線など幹線の旅客列車牽引に使われていたようです。
1926(大正15)年に浜松工場でタンク機関車化改造され1070形1080号に。
名古屋、岐阜近辺で使われ1933(昭和8)年頃から国鉄で廃車になる1938(昭和13)年までは美濃太田機関区に在籍していました。

1940(昭和15)年に日本製鉄(現・新日鐵住金)から鉱山部門が分離した日鉄鉱業に払い下げられ新潟県の赤谷鉱業所専用鉄道で鉄鉱石輸送に就き赤谷線東赤谷駅~鉱業所4.2kmで使用。
この専用鉄道は積雪期運休になるため1955(昭和30)年に合理化で全線スノーシェッドに覆われた鉱山ナロー電車に置き換え、1067mmゲージの機関車は栃木県の羽鶴鉱業所へ転用されます。

P1070284.jpg
東武鉄道会沢線上白石駅分岐の羽鶴専用鉄道6.3kmでは石灰石輸送に使われますが5年後の1961(昭和36)年にはDD401が導入され予備車に。
それでも生き永らえ昭和50年代国鉄蒸機が消えた後にも時たま動態保存のような形で貨車を牽いていました。
そのためか1080号機末期の写真は数多く発表されていますね。
専用鉄道が1991(平成3)年に廃止された後も羽鶴で手厚く保管され2009(平成21)年に梅小路入りしたのは記憶に新しいところ。

P1070329.jpg
5500形などと共通の斜めになったランボード。
空制化でコンプレッサが追加されてます。貨物鉄道博物館の東武39号などテンダー機ではここにエアタンクが載ってますが1070形はサイドタンクが干渉するためかランボード上にコンプ、サイドタンク下にエアタンクがぶら下がっています。

P1070283.jpg
キャブ後ろの水タンクと炭庫の切り継ぎ部、後の改造とは言えあまり違和感がありません。

P1070332.jpg
背面から見ると給水口が煙突のように随分と高いです。
前照灯は羽鶴時代の写真を見ても付いていませんでしたがいつ外したのでしょうね。

●美濃太田機関区の1070形
因みに機関車表から美濃太田機関区にいた1070形を拾うと以下の8台がいたようです。
恐らく多くは機関区開設の1932(昭和7)年に配置されたのでしょうが間もなく廃車や転属になって戦時中にはいなくなったようです。
 1078 1936前後 1941廃車→三井三池20(国鉄廃車前から三井三池へ貸出後譲渡か?)
 1080 1933頃~1938.11.28廃車→日鉄鉱業赤谷→日鉄鉱業羽鶴→梅小路入り 
 1081 1933頃~1942頃
 1084 1933頃~1936頃 信濃川電気事務所(工事事務所?)→岐阜工事局
 1085 1933頃~?浜松転属後再び美濃太田へ→1940頃~1942頃
 1102 1933頃~1939廃車→日曹鉱業天塩→藤田鉱業宗谷
 1103 1933頃~?
 1105 1933頃~1941頃
当時は太多線、高山線、越美南線で使われたようで越美南線でミキスト(客車は元佐久鉄道の電車型客車ホハ2480形?)を牽いている写真を見たことがあります。

参考文献:
機関車表 フル・コンプリート版(沖田 祐作・著/ネコ・パブリッシング)

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保存車 | 23:59:59 | Trackback(0) | Comments(0)
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